異端審問所記録文書集

人物記録4『御門英士』

——基本情報

【名称】御門英二

【性別】男

【年齢】15歳

【出身地】極東帝国

【誕生日】3月6日

【身長】182ｃｍ

——検査結果

【身体能力】優秀

【精神鑑定】安定

【魔術適正】優秀

【魔術教養】優秀

【戦闘技能】優秀

——個人概略

　両親は『函館』勤務の上級異端審問官であり、幼いころから戦闘経験を積み重ねている。生まれ持った先祖返りの『竜人（ドラゴニュート）』としての極めて高い素質と実戦経験の豊富さで、戦力としては現時点で申し分ないと言え、異端審問官としての勤務は六年になるが、年齢の問題で上級異端審問官への昇進はあと二年保留とする。

——第一資料

　前述の通り、高い素質を持つ御門英二審問官であるが、彼の能力は戦闘に限ったものだけではない。高いコミュニケーション力に裏打ちされた地道な捜査においても高い成果を上げるなど、おおよそ異端審問官として必要な能力をすべて持っているといっても過言ではないだろう。ただし、時折セクハラともとれる言動をすることがあるため要指導である。

——第二資料

　今春から新門第二高等学校への内定調査を神出薫審問官と共に行っている彼だが、上手く学校生活に馴染めているようだ。そして任務とは別件であるが、『灰月仁』と呼ばれる少年に関する報告を上げることが増えた。同年代の同性との関りが薄い彼に良い影響をもたらすかもしれない。なお、セクハラに関する神出薫審問官の報告については現在調査中である。

——第三資料

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