22.真冬の葉のない木

永遠という言葉

言うのも言われることも

とても簡単なものだけど


少なくとも

僕は永遠など存在しないことを

知っていて


そして、たぶん

君もそのことを知っている

お互いに知らないふりをしているだけなのだろう


僕は永遠という言葉を

耳にするたび

くちにするたびに


なんだか真冬の葉のない木を 思い出すんだ

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