19.六花
あなたは
ひとつの大切なことを教えてくれた
やがてこの温もりも消え
声も忘れてしまって
顔も思い出せなくなって
残るのは思い出だけ
今はあなたの全てを覚えていたかったの
手のぬくもり
名前を呼ぶ声
眉間にしわを寄せて笑う顔も
だけど
少しずつ雪が溶けてゆくように
薄れてゆくのだろう
あなたの残してくれた
思い出を時々引き出していきながら
生きてゆこう
生きてゆくんだ
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