エピローグ

(AI)

(これでよかったんだよな……)

そんな思いが頭をよぎる。そんな時だ。俺の足元に何かが当たったのは。

(これは……?)

拾い上げてみると


(俺)

それは文化祭のチラシがグシャグシャにされたものだった。

「結局文化祭にはいけなかったなぁ。」

けれど、それでも良いだろう。

俺は今、皆と――あの日一緒に戦った皆と、ともに学校にいる。

珍しく開放されている屋上で、皆で弁当を食べている。

そして思い出すんだ。

「守野くん神様でしょ~?私の願い叶えてよ~」

「元神様な、もう何も出来ねえよ。そして翼、お前のテストの点数を上げるのは無理だ。」

「神懸は馬鹿だからな。」

「あっ、京也くんまでー!!」

そんな会話から、あの夜のことを。

運命の夜のことを。


(AI)

「ほら、皆こっちに来て!皆で一緒に食べようよ!」

「お!九条さんそれいいね!」

俺は走る。いつもと同じ、でも少しだけ違う日常へ。皆のもとへ。


(俺)

青い空の下で、神様が居てもおかしくないような空の下で、俺たちは青い春を満喫するのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【絶対にエロ展開を阻止する俺vs絶対にエロ展開になるAI】 cs放送 @cs16

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ