詩3 「苦笑い」

ネオネイルグリーンスマイル

第3話 「苦笑い」

美しくなんてなかった

穏やか過ぎて気が付かなかった

時の流れに

鮮やかすぎる過去とぼやける現実

手鏡映し出すあなたは私じゃないの

今分かってることはただそれだけ



評価が厳しいそんなんじゃない

いつの間にか希少じゃなくなってた

生まれた時がいちばん綺麗だったから

それが無償だったなんて知らなかったの

大事なおもちゃ捨てる度に

まごころ剥がれ落ちる



ただ傘もさせない夜もあったから

恥じらい忘れて涙溢れ出す

可哀想な私に言い聞かせたの

私があなたを許しても

きっとあなただけは許してくれない

この声はあなたには届かないの



汚された訳じゃない

ここに来るために汚れてみたのよ

そこまでしても優れていたいの

それなら壊された方が良かったけど

あなたはもう私を叱ってはくれない



いつまでも美しいものを追いかけるの

いつになってもあなたにはなれないけど

永遠に一緒だよねと

あどけない笑顔で笑いかけるの

手鏡映し出すあなたは私じゃないの

今分かる全てはただそれだけ

苦笑い浮かべ







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詩3 「苦笑い」 ネオネイルグリーンスマイル @neonailgs

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