詩 2 「砂時計」
ネオネイルグリーンスマイル
第2話 「砂時計」
春の終わりにサヨナラを告げた
無意味で見えない終わりに
僕らは満月に照らされた隠れ家で
同じ月眺めてた
君がいない寂しさなんて知らなかった
この街で会えると さ迷っていた真夜中
溶けるような月と澄み切った空
偽りだとあなたに見透かされない様に
あなたの嘘に見守られて晒す鼓動
また深く私を傷つける
あなたに続く道のりが分からない
辿り着かなきゃ抱きしめられないのに
それでも深く迷っていたかった
弱い体みたいに崩れ落ちる砂
指の間すりぬけて
あなたを大人に変えてしまう
私だけを置き去りにして
あと少しと手繰り寄せた夢は頼りない
柔らかな日の日差しに見放され
私は少し俯いて静かに手を振るの
孤独を隠すのは嫌いじゃないけど
それでも少し期待してた
本能を揺さぶって揺られて笑われて
詩 2 「砂時計」 ネオネイルグリーンスマイル @neonailgs
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