神隠しにあったと思ったら狐に転生してました

ユニル

第0話神隠しにあったと思ったら狐に転生してました

学校、社会人、人間関係

どれもがめんどくさい。


学校には行っていない

別に行かなくても

私にとってどうだってよかった。

お金が稼げない?

友達ができない?

生きれない?

そんなの人間が決めた事にすぎない、

元々生きるのに、必要ない事だった。


現在14歳

特にできる事はあんまりない

しいて言えば身長が低く暗記が得意なのと

珍しい黄色とオレンジ色のオッドアイってだけだ


親はいわゆる毒親だ

そんな家が嫌で、毎日とある神社に行っている。

今もその神社に向かっている途中だ。

親としては、ちゃんと学校に行ってほしいのだろう。

いや、あの親がそう思う気がしない

そんな事を考えているとその神社に着いた。


石の階段を登りそこには、

赤くて大きい鳥居があり、鳥居をくぐり

そこには、稲荷の石像が左右に置いてあった。


そして進むと御社殿あった。

その御社殿の裏側へ行き、

そこには、狐が一匹いた。


この狐の名前はレモン

レモンみたいな黄色だったからだ

私は鞄を開け

パンを取り出して


「飯だぞぉ」


パンをちぎってレモンに渡した。

レモンはものすごい勢いでかじりついた。


「美味しい?」

というとレモンはこくり、と頭を下げた。


この子は

数年前、私が学校から帰って

神社に、向かっていた頃

お腹をすかしていた所に

私が、給食のパンをちぎってあげて

助けてあげたのだ

そして、私の唯一の理解者であり。

親友だ。


「あーあ、学校なんて行かなくていい世界だったらなぁ」


そんな事をつぶやくと

レモンが


「こん!」


レモンが鳴いた。


「お前もそう思うよね!」


と言って、立ち上がり

帰ろうとする

その時だった。


「君を連れて行ってあげる」


という声が聞こえた。

私は、背後を見ると

そこには、レモンがいた。

私は


「気のせいかな?」


と言い、鳥居を潜ったら

突然周りが光だした

わたしは目を擦ると

森らしき見知らぬ場所に居た。

周りを見渡すと

そこには、パンと鞄と紙が置いてあった。

読むと


「ごきげんよう月見屋 ルアナさん

ここは学校も通わなくていい

そんな世界です

要には異世界です

君が生きれるぐらいのお金と能力をあなたに渡しました

そこの鞄には困った時の便利な物が入っていますのでお使いください

そして、人間関係が嫌いという事で狐にしました

それでは良い異世界ライフを

byレモン」


紙に書かれていた。


「なんじゃそりゃあああ!

人間関係は確かにめんどいけど、狐にするかぁ!?

ふつう!」


ちょっと落ち着き

池に向かい

水面に写っている自分を見ると


オレンジ色の綺麗な毛並みと

首にはもふもふしている毛がある

目は黄色とオレンジのオッドアイで、

尻尾はもふもふしている

四足歩行の狐だった。


しまいには、

青と赤の人魂が私の周りを浮いていた。


「人魂て、私は幽霊か!」

わたしはツッコミをした。


嬉しいような、悲しいような

そんな事を思い、空を見上げた


「これからどうするんだぁああ」


わたしは叫んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る