第40話 ナツノデート2

ひまわり畑に到着。

今日は、見渡す限りの快晴☀️

ひまわりがとても綺麗に見える。

『ひまわり、綺麗ね。』

「本当だね!!」

同じような高さだけど、一輪一輪大きさがちょっとずつ違うのも個性よね。

同じ育て方をしても、全てが同じになるわけじゃない。

それは、私達人間と同じね。

『ねぇ、大輝さん!ジェラート食べない?』

「今日は、暑いからちょうどいいね!何味にする?」

いろんな味があるけど、やっぱり安定にしようかな・・・🤔

でも、気になるものも食べみたい。

ここでも優柔不断を発揮中〜。

『何味にする?』

「いろんな味があって迷うね。俺は、バニラかチョコかな。そのピーチも気になるけどね。」

やっぱり、大輝さんはいつものがいいわよね。

『私、桃にしようかな!』

この時期しか食べられないもん!

「じゃあ、俺はバニラにするね!」

一緒に座って、ジェラートを食べる。

「こまちちゃんは、桃好き?」

『大好き!この時期は、大輝の家の近くのケーキ屋さんの桃パフェを食べるのが楽しみなの!あと、桃のタルトも!』

スタバの桃も毎年飲んでるくらい桃が好き♡

「今度、家においでよ。親戚から、桃がたくさん届いたんだ。でも、3人じゃ食べられなくて、もらってほしいな。」

『いいの?!じゃあ、その時に夏みかん持って行くね!毎年、おばあちゃんの所からたくさん届くの。』

「ありがとう!交換だね!!」

夏みかんもたくさんあって、なかなか消費できないからありがたい。


ひまわり畑に行って、水族館に向かう前にランチタイム。

「こまちちゃん、何食べる?」

と、メニューを渡してくれた。

『うーん…。カレーかオムライスか迷うな〜。』

このお店は、カレーが美味しいと、前にひよりさんが教えてくれた。

でも、今日の服装は白っぽいから、カレーはやめておこうかな。

「あっ!ここのカレー、前に雑誌に載ってたもんね!俺、カレーにしようかな。」

『じゃあ、オムライスにしようかな。』

たぶん、大輝さんのカレーは辛いと思う。

でも、オムライスが食べたい気分だからいいの!

「こまちちゃん、この前は大丈夫だった?脱水になって病院に行ったって酒井さんから聞いたよ。」

『あー、あれね。なぜかその日の入浴者が4名になってて、午前中に終わらせようと頑張ってたら、水分補給するのを忘れちゃって…💦お騒がせしました。』

「俺、その日夜勤入りだったから、助けられなかった…。事情は、ほとんど酒井さんから聞いたよ。元は、貝瀬くんが悪いと思う。」

『今は、仕事のこと忘れたいから、あんまりしないで欲しいな。』

だいたい梨乃から聞いているなら、私からの新しい情報はないかな。

貝瀬さんのことだって、本人が悪いと思っていないのだから、こちらが怒っても意味がない。

だからと言って、同じことをやり返すのは、幼稚だし、向こうがネチネチ言ってくる。

「ごめんね!俺から、貝瀬くんに言っておこうか?」

『大丈夫!きっと、誰が言っても彼は変わらないと思うから、気にしなくていいよ!』

と、言って食事を続ける。

大輝が言っても管理者が言っても変わらない。

「まあ、そうだね。でも、無理はしないでね?」

『はーい、ありがとう!』

オムライス美味しい!

また来たくなる美味しさ!

この次に大輝さんに会えるのは、転勤した後か。

勤務でも会えるからいいっか!

「今の季節だと、イルカショーが見れるね!水族館に着いたら、時間を確認しようね!」

『うん!』

イルカショーなんて久しぶり。

水族館自体も学生以来かもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る