1 早口言葉

「僕はサルです。口の形を素早く変えて早口言葉が上手になりたいです」


「1話目の1行目で俺達くちばしの動物と無縁の話すんなよテメェ」


「ねえトリちゃん、くちばし持ってるのはあなただけよ。

 サルちゃんは、なんで早口言葉がうまくなりたいの?」


サル「もうすぐ動物園を卒園するのですが、就職活動がうまくいかないので、仕事が見つかるまでちょっとバズって稼ぎたいんです。手当たり次第に芸能人や政治家の悪口を早口で言うとか、面白いと思いません?」


「どこからツッコめば良いの?」


サル「魔術師手術中、火中の甲冑が枯渇中、チューバのチューナー中華を通過中」


※「バチクソにオリジナルぶっ込んでくるやん」


「あらあら、チューの口ばかりされるとドキドキしちゃうんですけど」


トリ「行き遅れた残り物のヘビは頭がやばすぎるな」


ヘビ「あなたの口の悪さも大概よ」


※「デイバイデイウッディーウッドペッカーズキスゲッティングディーパーアンドディーパーベルンベルン」


ヘビ「カメ! それダメ! 種を超えて色欲こじらせてるのね!」


トリ「ちゃんと舌長いやつが相手なのもちゃんとヤベェ!」

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