コタツ

紫閻-sien-

Bの家にあるコタツに入り幸せそうな表情のA

A 「コタツっていいな 俺も買おうかな」


B 「いいだろ そこのリサイクルショップで激安で手に入れたんだ」


A 「へ〜 もう売ってないだろうな 俺はホームセンターで買おうかな」


B「買ったら最後 コタツから離れられなくなるぞ」


A 「それでもいい 明日買ってくる」


そんな他愛ない話をしてたその時 Aの足首を誰かが掴んだ


A 「うわっ やめろよ 急に足首掴むの」


B 「何言ってんの? 僕の手はずっとコタツから出てるよ」


よく見るとBの手は確かにコタツの外にあり

両手でマグカップを持っていた


B 「コタツのコードが絡まったんだろ 僕 トイレに行ってくる」

そう言い席を立つ


A 「気のせいか・・・」

そう言いながらもこたつの中が気になり覗き込もうと

コタツ布団をめくろうとしたその時


今度は両足首を掴まれ コタツの中に引きずり込まれてしまう


《数分後》


B 「トイレに行くだけで こんなに寒いんだな」


Aの姿が見当たらない ベッドの下 クローゼットの中

隠れれそうなところを全部探してみたが見つからない


最後にコタツの中を確認しようと コタツ布団をめくり覗き込んだ

その時 白い手がBの頭を掴み

そのままコタツの中に引きずり込んでいった



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コタツ 紫閻-sien- @sien702

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