　町の再建が進む中、リナとミナはエルヴィナと敵国との和解を目指し、ダリオスとの会談を設定した。

　過去の争いを乗り越え、双方の国民が共に平和に生きる未来を築くための大切な一歩であった。

　会談の日、リナとミナは緊張した面持ちでダリオスと対面する。

　ダリオスもまた、彼女たちを前にして少し緊張している様子だった。

「ダリオス様、今日はこのような場を設けていただき、ありがとうございます。」

　リナが静かに言葉を始める。彼女の声には和解への強い希望が込められていた。

　ダリオスは一瞬ためらいながらも、

「リナ、ミナ、私もここに来れたことを嬉しく思っている。過去に起こったことは、多くの悲しみを生んだ。もし可能であれば、その傷を癒やし、新たな関係を築きたい。」

　と答える。

　ミナは前のめりになり、

「ダリオス様、私たちも同じ思いです。争いによって得られるものは何もありません。共に平和を目指しましょう。」

　と力強く言葉を続ける。

　ダリオスは深くうなずき、

「リナ、ミナ、あなたたちの言葉に心から同意する。しかし、和解への道は簡単ではない。多くの課題が私たちを待ち受けているだろうからな。」

　と現実的な問題を指摘する。

　リナはダリオスの目を見つめながら、

「その課題に一つひとつ向き合い、解決していくことが大切です。エルヴィナと貴国との間に、真の和解の橋を築くためには、時間と努力が必要です。」

　と返答する。

　ダリオスはリナとミナの真摯な態度に感銘を受け、

「私もその道を歩む覚悟だ。あなたたちと共に、平和への道を進みたい。」

　と和解に向けた強い意志を示す。

　会談は、エルヴィナと敵国との間に新たな関係を築くための第一歩となった。

　リナとミナはダリオスと握手を交わし、過去の争いを乗り越え、共に未来を築くことを誓った。

　この和解の橋が築かれたことで、エルヴィナと敵国の間には新たな希望が生まれる。

　リナとミナは、平和を願うすべての人々の心に光を灯し続けることを決意した。

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