第25話 映画「フォードVSフェラーリ」

こんにちは、真野てんです。

NETFLIXで映画「フォードVSフェラーリ」を観ました。

劇場公開当時も話題になった作品で、自分も映画館に行こうかと思ってたんですが、上映時間が2時間半以上となかなかに長くてですね、なのでお家でのんびりと配信で視聴できる世の中に感謝いっぱいです(ぁ



本作は1960年代、フォードとフェラーリが実際に繰り広げたレーシングカー開発競争をもとに一部脚色を加えたエンターテイメント作品です。

クリスチャン・ベール演じる伝説のカーレーサー、ケン・マイルズの短くも激しい生き様を文字通り劇的に描いており、自動車レースに詳しくなくても楽しめますし、Web小説界隈で言うところの「ざまぁ系」にも通じる爽快さもあって二時間半があっという間でした。


そしてただただひたすらにフォードGTがカッコいい。

カーデザイナーにして自身もルマン優勝経験のあるレーサーでもあったキャロル・シェルビーの手によりチューンされたフォード社製のマシン。

ケンが搭乗するのはいわゆる66年式フォードGT(GT40マーク2)で、作中ではケンも開発段階から携わっているという設定。フォード社幹部の妨害、というか嫌がらせによって幾度となくレース参戦の機会を奪われますが、最終的にはマシンの構造的欠陥やクセを知っているケンのアドバンテージが不遇な状況を上回りルマンのドライバーズシートを勝ち取りました。

このときのレースがデイトナ24時間レース。


シェルビーといえばコブラが有名ですが、個人的にはシェルビー・デイトナクーペが好きです。

むかし車関係の仕事をしていた時に陸運局で、デイトナのレプリカを持ち込んでいた業者さんがいらっしゃいまして、まったくの初対面だったんですがおもわず「マジすか!?」と声を掛けてしまいました。あちらさんも聞かれて嬉しかったのか、ニヤニヤしてましたw


閑話休題。

本作は基本的にはシリアスなんですが、端々にコメディの要素が詰め込まれており、また俳優さんのお芝居もあってとても見やすくなっております。

中でもマッド・デイモン演じるシェルビーがコメディリリーフの大部分を担っており、ルマンでのレース中にフェラーリチームのピットからストップウォッチをかっぱらったり、ナットをわざと転がして「締め忘れがあったんじゃないか」という疑惑を持たせるなど、姑息なイタズラをやってるのが面白かったです。

そして圧巻のレースシーン。ルマン24時間耐久レースをはじめとするモータースポーツの臨場感を余すことなく描き切っております。たぶん相当な車バカが作ってますこの映画。


まだ先の話ですが、ゴールデンウィークにお出掛けの予定がないのなら、おススメの一作。

フォードGTのプラモがめちゃくちゃ作りたくなるのこと請け合い^^

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