第31話氷川神社·埼玉県さいたま市

玉屋を出てから三十分後、古賀は武蔵一宮にある氷川神社へ到着した。

立派な三の鳥居を抜け、立派な楼閣をくぐって本殿へと入る。古今東西の日本の神社は、和の神秘を具現化しているかのような美しさを感じさせる…。

古賀は本殿の賽銭箱に百円を入れて二礼二拍手一礼をした。

「これからも家族が末永く暮らせますように…」

心の中で唱えながら参拝をすませると、社務所でおみくじをやっているのを見つけた。

「よし、旅の祈願に一枚引いてみよう」

古賀は箱の中に手を入れおみくじを引いた、引いたのは四番だ。

初凶末吉しょきょうすえきち…?なんだこれ?」

古賀が従業員に聞くと、徐々にいい方向へと向かうということらしい。古賀は未来に期待することができて、少し嬉しくなった。

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