第18話海の見える食堂·神奈川県長者ヶ崎
加藤·羽鳥と別れた古賀は、昼食を食べることにした。こんな綺麗な海を見ながら食べるのは最高のオツだと思ったが、残念ながら季節が冬なので海の家は無い…。
どこか近くに食堂はないかと砂浜にいる人に聞いてみたところ、長者ヶ崎から歩いて十分のところに「
古賀はさっそく電動バイクで向かい、店の中へ入った。威勢のいい店長の声が聞こえた。
「はいらっしゃいっ!!」
「すいません、少しお願いしてもいいですか?」
「へいっ、なんじゃら?」
「私は電動バイクで旅をしている、古賀といいまして、バイクの充電をお願いしてもいいですか?」
「充電?電気がほしいのか?」
「はい、コンセントがあれば…」
「いいよ、使っていきな!」
二つ返事で充電することができた、古賀はオススメの「店長おまかせ刺し身定食」を注文した。
「へい、お待ち!おまかせ刺し身一丁!」
ご飯とみそ汁の間には、薄い赤が混じった白身魚の刺し身が皿の上で輝いていた。古賀は小皿に醤油とワサビを塗って、刺し身をつけて食べた。
「あっ、美味い…!」
新鮮な刺し身がコリッとして口の中でほどける…、そんな美味しさを見ながら長者ヶ崎を眺めるのはなんとオツなことだろうか……。
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