キセキの魔術〜転生先は物語あるあるの世界!?〜

あるゔぁ

《序章:あの日思い描いた未来のその先へ》

 白いローブが風になびいた。あれだけ怖かった存在に、今は何も感じない。燃え盛る炎も、渦巻く風も、波立つ海も、轟く雷鳴も、舞立つ土埃も、全て怖くない。むしろ自身を肯定してくれてるかのような全能感。鳴り響く咆哮の前で、拳を握った。


 今までの全てをそれに込めて。


【物語あるある】最初のサブタイトルが意味深

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る