オタサーの姫達のせいで漫画部から追い出されてしまった。クラスのアイドルに漫画を読まれて覚醒する。
激 辛
第1話
俺は漫画を描いていた。
描いていた。だけなんだけど、
春「そこのインキャいると空気が重くなるから出て行って欲しいんだよね」
夏「そうです!!そうです!!」
俺達漫画部に新しく入ってきた後輩女子達。
「そうかな、でも優はこの部で真面目に」
「えー、いいじゃいですか〜ヒロ先輩!!」
春は甘えた声でヒロにせまる
「そ、そうかな」
デレて、すっかり誘惑されている。
「で、でも、優はこの部活を作ってくれた恩人」
トモが否定をしてくれるが、
「いいじゃないですか、あの人が消えたら私達だけですよ」
今度は夏がトモにせまる。
「た!確かに邪魔だな!」
トモも同じだった。
「ってことで消えてください、先輩」
「さっさと居なくなれー!!」
「・・・」
ここ最近、ずっと嫌がらせが酷かった。
トモとヒロは6人いた男子の中でむしろ一番耐えてくれた。残り4人はあんなふうに迫られて誘惑されなくても言うこと聞いてたし・・・
それにしても、どうして春と夏は俺をそんなに追い出したかったのかわからない。でももういいや。
「うん、そうするね」
「はぁ!!」「えっ、ちょせん」
「優!!」「待って!!優!」
________
図書館
漫画は別に部室じゃなくても書けるしね。
「へぇー、これが優君の漫画なんだ」
「う、うわぁ、は、花さん??」
「そんなにビックリしなくてもいいのに。」
花さんはクラスのアイドルだ。対して俺は漫画部からも追い出される程のインキャチームにも属せないインキャだ。
「絵上手いし、このページだけでも面白さが分かる。うん!!もっと読ませてよ」
「絵っ??」
俺は見せて欲しい。見たいと思ってくれて花さんに感謝とかつてないほどに心が躍っていた。
________
後輩二人視点
「・・・優。まぁいいや。夏ちゃん」
「死ね!!ゴミ!!」
「えっ??」
「春ちゃん。そのぉ、オススメの」
「名前で呼ばないで!!あーもう、先輩マジなんですか!!」
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