第2話 ログイン
ユーゲンのシステムはタイマン二本先取の「1オン1」、3キャラずつタイマン勝ち抜きの「3オン3」、そして3対3の6人同時プレイ「スクワッド」の3種類であり、「3オン3」が最もポピュラーでデフォルトがそれである。
どうやらデフォルトで選択した一人目のキャラデータが反映される様なので、お気に入りでエディット済のチームをセットする。
エスパー・ニンジャ・古武術使いのセットなのでエスパーが選択される筈である。
エスパー「
サエキボール・サエキグレネード・サエキバーストを主軸にしてサエキテレポートで神出鬼没の揺さぶりをかけてオマケにサエキリフレクターで相手の飛び道具を跳ね返すとゆートリッキーな動きが信条と思いきや、一周回って堅実な立ち回りも出来ちゃうデキルヤツなのだ。(あくまでも個人の感想です)
選択データをセットして、いざログイン!と思いきや[未選択の項目があります]だと?
あー、ゲームモードが3つあったわー、ラウンド毎に3回オートガードして難しいコマンドをワンボタン登録できる「イージーモード」、全てがマニュアル操作の代わりに全ての必殺技がボタン長押しで強化できる「マニュアルモード」、そして特殊な筐体が必要になる「エキスパートモード」ね。
ちな「エキスパートモード」は試験的に導入されたフルダイブ式と言われて身体の各所にセンサーを付けて動きをトレースするとゆー未来なフューチャーで操作するモードであり、一部のアミューズメントな店舗で導入されてたなー。
ぶっちゃけると「姿勢制御」まで自前で動かさなきゃいけないので、まず「カッコよい立ち姿」が高難易度でガチの格闘やってる体育会系か、ポテンシャルの高過ぎる廃人くらいにしか需要が無かったのは懐かしい思い出のメモリー。
【▶イージーモード】(ジョイン)
はい、若い頃ならノータイムでマニュアルモード選んでましたよ?何なら一時期エキスパートモードの為に電車乗り継いでアミューズメントな店に通ってた時期が自分にもありました。
けどね、おぢさんもエンジョイ勢したいお年頃なのよ…それにね?最近はイージーモードの可能性ってのも感じてるのも確か。
さーて、パラメーターを育てに育てたキャラではなく、操作を鍛えに鍛えたキャラで新世界を迎えようでわないか!
バイザー型モニターに映し出されるのは「始まりの大樹の森」、新規プレイヤーがポップする懐かしの景観である。
ちな、バイザー型モニターとリクライニングチェアのアームレストの先に設置した分割式キーボードがマイプレイスタイルであーる。
各自コダワリのコントローラーが主流である中で視点追随式アイポイントバイザー(超高かった)と懐かしのWASD入力を基本にして各種キーアサインを厳選してチャットにも支障をきたさないマイフェイバリットなんちゃらなのである!
ボイスチャットだと色々残念な気分になるのは仕様だけどな!HAHAHA!
エターナル・レヴェリー・オンラインは基本TPS視点でカメラはグリグリ動かせる所謂とっつきやすい仕様である。
カメラ移動とかのチュートリアルをスッ飛ばして視点を動かしてマイキャラにフォーカスすると、そこには…サエキさん!
やべぇ…基本的にサイキックなフォースでバリアする防御スタイルだからデフォルトのチョイ近未来なデザインのパーカーとハーフパンツとサンダルな軽装が超浮いてるw
基本攻撃は…ウッホ!飛ぶよ!小パンも中パンも大パンも飛ぶよ!緩い弧を描くキック系も謎の軌跡を残して飛んでゆく!
「(テロン)必殺技が実装されました」
え?早くね?どゆこと?
ん〜…装備データが軽いからかなー?持ち物とかも無いからなー。
とゆーわけで、「サエキボール!」バレーボールくらいの謎の弾が立ち木の幹に穿たれる!
そして…追撃のコンボ!まずは基本通りに小パン中パン大パン!からの〜サエキボール!
メキメキメキメキメキ!どす〜ん!
え?マジで?確かにボーナスステージとかでレンガブロックの塊とかコンクリートブロックとか外車とかボッコボコにしてたけど?
つかオブジェクト破壊可能アプデ?イヤマテ、あの樹木と隣の岩はチュートリアルでシバくとダメージ数値がログに残るヤツだ…アレって破壊出来たのかー。
確かに出来たてのキャラだと素手でポカポカ殴るだけだもんなー、高レベルのダメージ検証班御用達のオブジェクトは別にあったから知らなかったなー。
試しに隣のオブジェクト判定と思われる樹木にサエキボールを放ってもなんか光る壁みたいなのに弾かれましたよっと。
ひとしきり基本コンボやら変態連携やら試してたら
「(テロン!)超必殺技とゲージが実装されました」
おー、熱中してたわー。ってなんかログ溜まってね?ナニナニ…各種ダメージ数値…コレって、あー右上の設定でオフできるのね。
ふむふむ…ヤベッ!「間もなく零時です、セレモニーが始まります」って、ウワー…これ三十分前のログじゃん…orz
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