ブラック企業調査株式会社

@msdaka

第1話

第一話

時刻は午後10時

 「おい北村!この資料無茶苦茶だ今すぐやり直せ!明日の会議の資料よろしく朝イチ提出な!

 出来て無かったらどうなるかわかっているな!それからトイレ掃除よろしく」

「じゃあお疲れ」

 入社して3年目この会社はいわゆるブラック企業と言うやつだ長時間労働パワハラ・セクハラ当たり前毎日始発から終電まで働き休みは、月に数回だ最近は、ストレスでずっと腹痛と吐き気でご飯もまともに食べられていない、最後に生理が来たのもいつか分からないこんな会社だから常に中途採用と退職者の入れ替わりである私は、長いほうだ今日は、帰れそうに無いから会社に泊まりだ明日までにやらなくちゃ


 やっと終わった今は、午前4時少しだけ仮眠を取ろう椅子で寝るここ数日まともに家にも帰れてない


 朝5時

「おい!起きろいつまで寝てるんだ!」

 部長が目の前にいた

「すみません直ぐに顔と頭洗って来ます。」

 給湯室で簡単にシャンプーだけして身だしなみを整える昔は、おしゃれで髪を伸ばしてたが今は、洗髪や乾かすのに時間がかかるのと床屋に行く時間短縮の為にもかなりショートだ、

「そろそろ朝礼だ、みんな席につけ!今日から新しく我が社で働いて頂ける新人を紹介しよう今回は、3人だ」

「佐藤 健人と言います。新社会人です。大学では、ラグビーをしておりました。体力気力は誰にも負けませんよろしくお願いいたします!」

 「おぉーー」歓声が挙がったしかしこんな会社良く新卒で入ったな社長ケチだから新卒イベント出展してないと思うけどな?

「江藤 真奈美です。前職では、広告代理店のマーケティング部にいました。よろしくお願いいたします。」

「大友 武です。ずっと売れない漫画家目指してましたがもう今年30歳なので定職につこうと探したところ御社と御縁がありはたらく事になりましたよろしくお願いいたします!」

「3人は、それぞれ部署に分かれてもらいそこのメンバーに教育係をやって貰おうか」


「大友君は、広報部で働いて貰おう本岡さんお願いするよ。」

「江藤さんは、うちでもマーケティング部で働いて貰おう山田よろしく」

「佐藤君は、営業部で働いて貰おう北村よろしくお願いするよ。」

 私教育係もしないと行けないのか自分の事で精一杯なのに

「以上だみんないろいろ会社の事教えてやってくれそれから営業部!最近数字悪いぞ今月先月を下回ったら来月一ヶ月トイレ掃除だからもちろん全フロアだ」

     

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る