業界では物理書籍と呼ぶ

メディアの話をいきなりすると

文榮堂全国33店舗は仕入れる本を全体で決めており

(山口県下 4店舗含む)

飛び入りの作家を、受け容れる隙間が無いという。

それほど、出版業界が廃れ

それほど、僕が無名であることの証明だろう。

地元民で僕のことを知っている人が居るなら

喜んで手売りをするが

喜び勇んで販売会開いても、

果たして、お客さんは来てくれるかな?

(吹奏楽部の皆と、逢いてぇよおー!)


「物理書籍派」「電子書籍派」どっち?

「紙の媒体本」=物理書籍と呼ぶ

愛蔵版扱いなら「電子」書籍

(愛蔵版は元来、紙媒体のことを指す)

資料にするなら「物理」書籍


芥川賞作家の受賞作は、その日に読みたかったので

架空通過をアプリケーションで購入して

「電子」書籍で買い求めた。


絵本も画集も、どちらかといえば

「電子」書籍購入を推奨したいが

そうではない場合……

「物理」書籍しか扱っていない場合は仕方がないと思う。


「電子」書籍は紛失してもスマートフォンがあれば解決。

(PC類と連動している場合も非常に多く)

(スマートフォン紛失自体が大問題なので)

(端末復帰と同時に書籍も復帰)

「物理」書籍は紛失すると見つからない。


「電子」書籍はアプリケーション管轄なので

スマートフォンが水没しても直接的には関係がない。

「物理」書籍は水没すれば、すなわち即死。

水害で倉庫の本が水浸し。


「電子」書籍は個人で楽しむもの。

「物理」書籍は気軽に貸し借り。

(書籍を貸す莫迦、借りる莫迦)。


「電子」書籍を夜中に読むと頭が冴える。

「物理」書籍を夜中に読むと熟睡出来る。

(電子:ブルーライトは悪影響を及ぼす)。

(物理:秀作ミステリは逆効果)。

=両方共に、安眠の妨害。

=一方は脳に刺激、他方は思考に刺激。


「電子」書籍は検索エンジンと連動している。

「物理」書籍は知らない語句は辞書任せ。

(スマートフォンを傍らに置けば、状況解決!)


対句のように並べてみたが、

今から自分の原稿が「電子」「物理」どちらかで

売り出されるとしたら

どちらに魅力を感じただろうか?

「電子」「物理」半々というやり方も誉れ。

ただ、「電子」書籍は知名度がないと売れない場合も。

作家としての知名度が県下に轟き、

「物理」書籍を数冊出している人でも大苦戦……。


「19」ダウンロードで終焉した、屈辱の

「電子」書籍デビュー。

(年に3ダウンロードくらいは伸びているが……)

(焦げ付いた鍋底を修復するには時既に遅し)。

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