あげあげぱんの創作論
あげあげぱん
第1話 『誰が』小説を読むのか
カクヨムコンに投稿した作品も完結し一安心といった今日この頃でございます。
あげあげぱんと申します。最近カクヨムに小説を投稿し始めました。
さて、小説家としてはなんの実績もない私ではありますが、小説を書くうえで、これは大事かな。などと思うことを文章にまとめ、エッセイという形で投稿してみようかと考えました。
これはあげあげぱんというワナビーの考えをまとめたものであり、私自身がこの文章を書き、見返すことで、何か新しい発見があればと期待するものであります。
先にも書きましたが、この文章を書いている時点の私はなんの実績もないあげぱんです。なので、これから書くことは間違っているかもしれませんし、とんちんかんな話になるのではないかという不安もあります。それでも良いという方は、どうかこのワナビーの創作への考えを見ていってやってください。
では、早速ですが小説を書くということについて考えてみようかと思います。小説を書くうえで最も最初に考えるべきことはなんでしょうか。それは人によって答えの変わってくるものでしょう。そして、これが正解だ。と言えるものは無いかと思います。しかし、そのうえで私なりの考えを述べるなら、それは『誰が読むものか』ではないでしょうか。
それは読者層を考えるという話でもありますし、どのようなキャラクターを読者は好んでくれるかという話でもありますし、どのような物語を読者は好んでくれるかという話でもあります。まとめると『誰が、どのようなキャラクターの、どのような物語を好むか』これを最初に考えるべきではないかと思うのです。
とはいえ、言うは易しですが、実際に形にするのは難しい話かと思います。実際、それが簡単にできるのなら、私は処女作でデビューを決められるはずです。しかしそうはならない。書いた小説が読者に受けるかどうか、というのは最初の設計図の時点で、ほとんど結果は決まっているとは思います。そして、その設計図を作るという作業が、小説を書くうえで最も難しいのかもしれません。
話を戻しましょう。『誰が、どのようなキャラクターの、どのような物語を好むか』これについて考えていきます。まず『誰』これを想定して書くことは、小説が人の読むものである限り切っても切れない問題になるでしょう。
私の言う『誰』というのは最も多い読者層について考えることです。しかし、それは想定する読者層以外を棄てるという話ではありません。最も多い読者層のことを想定し、その人たちが喜ぶ物語を書く。それが大事だと思うのです。そのうえで想定しない読者もついてきてくれるなら、それは儲けものではないでしょうか。
想定する読者層以外を最初から棄てる必要はありません。ですが、想定する読者に離れられる。という事態は出来る限り避けたいものだと思います。そのために、一度『誰』が読むかを決めたなら、その層が離れないように話を作っていくべきでしょう。
たとえば、の話をします。『誰』の想定を『一対一の純愛ものが好きな人』に設定するとします。この時、作者は当然『一対一の純愛ものが好きな人』のために小説を書くことになります。ここで『ハーレムものが好きな人』や『NTRものが好きな人』のために物語にサービスをするべきではないでしょう。そうすると『一対一の純愛ものが好きな人』はきっとそのサービスを見た時点で続きを読むことはやめてしまう。その可能性が高いです。
サービス、とは言いましたが、最初の設計図を作る時にも『一対一の純愛ものが好きな人』が嫌う設定を混ぜ込むべきではないでしょう。これは、たとえば、の話でしたが作者は小説を書くときには『誰』が最もその作品を読んでくれるかを想定する。その『誰』の嫌いなものは執筆する小説に入れるべきではない。と考えています。
別のたとえ話を出せば『ホラーが嫌いな人』に向けて書いた小説にホラー要素を入れるべきではありませんし『ファンタジーが嫌いな人』に向けて書いた小説にはファンタジー要素を入れるべきではないでしょう。
ここまで書いたところで、しつこいように書きます。一度『誰』が読むかを決めたなら、その層が離れないように話を作っていくべきです。が、その『誰』か以外の読者がついてきてくれるなら、その人たちを棄てる必要はない。最も多い読者層を想定しつつ、同時に考えるべきことは、想定しない読者層を棄てることではなく、最も多い読者層がなるべく離れないように話を作るということなのです。
偉そうにあれやこれやと書きましたが、あげあげぱんがこれをちゃんと実行できているかというと、素直に頷くことはできません。私も書きたいものがあって、それらを小説の中に入れているうちに、ついつい上にあげたような考えから外れてしまいがちです。
とりあえず『誰』については、ある程度のまとまった話にできたかと思います。この辺りで一旦、話を閉めようかとも思うのですが、どうでしょうか。
では、次回は『どのようなキャラクター』の話をしようかと思います。キャラクターはweb小説を書くうえで最も重要な要素といえるかもしれません。
次回も付き合っていただけるなら、よろしくお願いします。
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