第9話12年目の秘書
TVの場面が変わる度に幾色かの光線がかなり明々と照らし続けていた。
実は江の島先生は元ラガーマンだ。
僕なんかは足元に及ばない社会人ラグビー界のエース、四つ菱グループのナンバーエイトだった。
悪魔のタンクと異名を取った程だけあって、ゴツイ身体で俊敏な動きをして、ゴールに向かって突進したら相手がどんなにガタイが良くても誰にも止められず手が付けられない位の俊足と重量で織りなすフォワードの悪魔のタンクだった。
是非に内のミッドフィルダーにと、j1の神戸ステルスが、誘いに来たくらいに先生の現役時代は「ストップザ・江の島!」と、合言葉になっていた。文字通りのエースラガーマンだった。
僕は江の島衆議院議員の秘書に為ってもう12年に為る。
春
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