第19話体育はドッジボール交流から!‼︎
G組(A)と渚ちゃん達チームが戦う。F組(A)とG組(B)と戦う事となった。体育はやはり、樹君の言う通りドッジボールだった。初回はドッジボールでの交流会の様な物だ。まずは僕達のチームとF組(B)のチームが戦う。新葉は手も出さずやられた樹君の敵を取りたい所だが、実際にドッジボールが苦手な新葉。ドッジボールの場合は逃げるのが精一杯だ。準備運動の後、ドッジボールの始まりだ。
「新葉君。行くぞ」
言って、樹君が動き出した。
「あっ。うん」
新葉も後を追う。広い体育館であっても流石に四十人者人が詰め込まれれば動ける範囲も狭まる。そんな中、当たらずに逃げ切る為にはどう動くべきか。どう逃げ切れるかで決まって来る。そう考えている間にもボールは投げられた。早くも当たる生徒。
「シュッ」
「ドガッ」
ボールが樹君に向かって行く。樹君がそれを取りぶつけに行く。腕を思いっきり後ろに引き、前足を前方へ大きく出して、その反動を使い前方へとボールを投げ付け相手に向かって投げ込む。
「ドシッ」
当たる。新葉は逃げる事に徹していた。互いにどんどん当たって行く生徒達。
「当ててやるー」
相手側の生徒達が叫ぶ。生徒達が減って来ると段々と残って行く子の動きが目立って行く。新葉は辛うじて逃げ延びている。そんな中でも素速い動きの女の子がいた。小さいながらも足は速い。
「行くわよー」
と、高い声を出し、投げる。この子は逃げるのも速いが受け取る事も出来る。ドッジボールの得意な子だった。
「ドガッ」
樹君は樹君に絡んで来た子に投げ付けやっつけて行く。樹君。結愛ちゃん。凛ちゃんなどの活躍によりこの勝負は僕達のチームが勝った。樹君は勝って当然だとばかりに相手チームを鼻で笑ったのだ。
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