第11話 建国記念の日/『個人的建国記念日』
「しんどい…」
スマホを見て友達が胸を押さえて蹲った。
「大丈夫?」
心配した私にブツブツ言い続ける。
「推しの新アー写のビジュが神がかりすぎて、完全に建国じゃん…」
推し、はわかる。アーシャ? 神? 建国?
宗教めいた発言の意味はわからないが、おもしれー女だということだけはわかった。
◆2月11日は「建国記念の日」/2024年2月11日作
#140字小説 『個人的建国記念日』
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