第5話 みんなニッコリの日/『魔法のボタン』

市役所前の横断歩道は、押しボタン式信号機になっている。

何人かが待機中、母らしき女性と幼児が来た。

既に表示は「おしてください」から「おまちください」になっている。

幼児がボタンを押した途端、青が点灯。

「ママ、僕が押したらすぐ変わったね!」

余計なことを言う人はおらず、みんなニッコリ。




◆2月5日は「みんなニッコリの日」/2024年2月5日作

#140字小説 『魔法のボタン』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る