第3章『99GODS』(2)

 宮本は、真新しい看板を掲げたカフェに足を踏み入れた。ドアにぶら下げられた木製の鈴がカラカラと優しい音を立てる。

 目の前には、神谷の背中がある。妄想と現実の区別がつかなくなったのだろうか。この奇妙な状況に、未だに目が慣れない。

「ミコちゃん、何飲む? 奢るよ」レジでメニューを指差しながら、神谷がこちらを振り返った。

「いいんですか?」宮本は顔がにやけるのを止められない。神谷の手元を横から覗き込んだ。

「見える?」と神谷が言った。

 何故そんなことを訊くのか疑問に思ったが、その意地の悪い笑顔を見てすぐに理解した。宮本の身長を揶揄っているのだ。

「舐めてんですか? 余裕です」宮本は神谷をひと睨みし、注文を告げる。「じゃあ、スペシャルリッチカフェラテのホットをエンペラーサイズで」

「ねえ、値段で選んでない? そんなにでっかいのいる?」

「もっと安いのにした方がいいですか?」

「舐めてんの? 余裕だよ」神谷は片眉を上げた。そして店員の方を向き直る。「ボクは、ファンシーストロベリーラテのホットを、フェアリーサイズで」

「かしこまりました。ホットのスペシャルリッチカフェラテをエンペラーサイズでお一つと、ホットのファンシーストロベリーラテをフェアリーサイズでお一つですね」

 感じの良い女性店員がてきぱきとレジを打ち、神谷に値段を告げた。

 ありがとうございます、と財布を取り出す背中にお礼を言いつつ、宮本は尋ねる。「フェアリーサイズって一番小さいやつですよね。足りるんですか?」

 このカフェはペンギンをモチーフにしているらしく、ドリンクのサイズはペンギンの種類とその大きさに準えて、エンペラー、キング、アデリー、フェアリーの四段階になっていた。変なところに凝っているなと思う。

「カロリー制限中」と神谷が答えた。

「神谷さん痩せてるじゃないですか」黒のスキニーパンツがよく似合う細長い脚を見遣る。

「現状を維持しなきゃいけないんだ」

「ふうん、俳優って大変ですね。でも、それならブラックにすればいいのに」

「甘いのがいいんだよ」

「一番甘そうなの頼んでましたもんね」

 そんなことを駄弁るうちに、キッチン担当の背の高い男性店員が手際良くドリンクを作り終えた。

 レジの女性店員がそれをトレーに乗せて手渡してくれる。「ごゆっくりどうぞ」


 この店は、交差点の角に位置している。大通り側に入口のドアがあり、入ってすぐ右手がカウンターだ。もう一方の通りに面する壁は全面ガラス張りになっており、さほど広くはないこの物件に開放感を与えていた。店内には他に二組の客がいるが、まだまだ席には余裕がある。

 神谷は窓際の列の真ん中の席を選び、トレーを置いた。奥側の椅子に腰を下ろしながら、宮本に話しかける。「ミコちゃん、今日ヒール履いてるんだね。いつもより視線が近くてドキっとしたよ」神谷は宮本の足元に視線をやり、ふわりと笑った。「いいね、似合ってる」

 宮本は口元が緩みそうになるのをぐっと堪え、表情筋に力を入れた。

「なにその変な顔」

「落とす気のない女の子を気安く褒めちゃだめですよ」

 きっとこの色男は誰にでも甘い言葉を吐くのだろう。神谷はやめておけ、と志水が渋い顔をするのもよく分かる。

「今日は機動性よりも攻撃力を重視してみたんです」

「ファッション性を重視してくれたんじゃないんだ?」

 宮本は椅子に腰かけながらふーっと息を吐いた。神谷と向き合い、彼の姿を眺める。

「神谷さんこそ、そのファッション似合ってますね」

 前回会った時には真っ黒だった神谷の髪は、眩いほどの金髪になっていた。大きな花柄のMA-1ジャケットが、派手な髪色によく映える。

「キミがオレを褒めるのはいいの?」揶揄うように神谷は言った。

「ファンですよ? それくらい許してくださいよ」

 ふふ、と笑い、神谷はファッションの説明をしてくれる。「今度のドラマ用にね、ブリーチしたんだ。こんな色、滅多にしないからさ。せっかくだから服も派手に楽しもうと思って」

「でも、今放送中のやつと撮影期間被ってましたよね? 金髪にしちゃって平気だったんですか?」

 先日までの黒髪は『ワケあり物件1DK』のユウ役に合わせたもののはずだった。

「そこはまあ、ウィッグも使ってなんとか」

 へえ、と感心する。「ウィッグ被ってたの、全然気付きませんでした」

「ユウの髪型が途中で変わったでしょ? あの、幽霊のくせに髪がさっぱり短くなっちゃうシーン。あそこで切り替えたんだ」

 本当は全部地毛で行きたいんだけどねえ、とぼやきながら、神谷は金色の髪を摘み、電灯に透かすように上目遣いでそれを見ている。

 話しながら、巨大なカップを手に取った。ボール紙のスリーブに印刷された気の抜けたペンギンのイラストがなんとも可愛らしく、くるくるとカップを回して観察する。せっかくだから、と思い立ち、ポケットからスマートフォンを取り出してカフェラテを写真に撮った。

 その宮本の様子を見て、神谷が首を傾ける。「女の子ってよく飲み食いするものを撮るよね。厳しい食事管理でもしてるの?」

「私は普段あんまり撮らないですけど、これは記念です」

「オレとのデート記念?」

「それもありますけど」デート、という響きに照れてしまう。「ラテアートが可愛くて」と自分のカップを指差した。カフェラテには、葉っぱの模様のラテアートが施されている。

「綺麗な葉っぱ。店員さん、上手だねえ」神谷は間延びした声で言いながら、カウンターの方にちらりと視線を向けた。

 宮本がカフェラテに口をつけると、神谷も思い出したようにカップを持ち上げ、ふーふーとやり始める。豊かな香りのカフェラテには、程良い甘味がついていて美味しい。

「でも、二クール続けてメインキャストで連ドラに出るのはもう懲り懲りだよ」神谷はくたびれた顔をした。「今度の『スターダム』はバンドもので、オレはキーボーディスト役なんだけどさ、楽器の練習が全然間に合わなくって」

「へえ、ちゃんと練習とかするんですね。画面越しに観る神谷令はいつも完璧なんで、なんでもさらっとできちゃうイメージでした」

「まさか。キミの上司じゃあるまいし」神谷は恐る恐るストロベリーラテを啜り、あちち、と言ってカップを置いた。

「うちの上司は何をやっても一流ですからね」宮本は苦笑いを浮かべる。

「でも、何ひとつ超一流にはなれないって嘆いてたよ」

「うわあ、贅沢な悩み」

「本人にとっては深刻なんだってさ」神谷は肩をすくめた。

「そんな話、私にしちゃっていいんですか? きっとどこかで聞いてますよ」宮本はわざとらしく辺りを見回す仕草をしてみせた。

「後で怒られるかもね」神谷は頬杖をつき、にやりと笑った。「ねえ、ところで今日は感想を聞かせてくれないの? オレはいつもそれを楽しみにしてるんだけど」

 そういえば、と宮本は笑った。『ワケあり物件1DK』の感想は、先日志水に向かって散々語り尽くしたので、なんとなく満足していたのだ。

「あれはすごいドラマですね。原作者が下手くそには演らせたくなかったっていうの、納得しました」

「オレそんな言い方したっけ?」

「私、この間なんか泣き過ぎて、翌朝顔パンパンで出勤しましたよ」宮本の顔を見て珍しく狼狽えた様子の志水を思い出し、笑いが込み上げた。「もうかなり絶望的ですけど、どうにか最後には全員幸せになってほしいです」

「ふふふ。あと一話、しっかり見守ってよ」神谷はにやにやとそう言った後、スッと真顔になった。「もう一つの方は?」

 もう一つ? ああ、あれか。

 その瞬間、つい顔を顰めてしまったことを悔いた。

「観たでしょ? 『99GODSナインティナインゴッズ』」

 そう尋ねる神谷の表情は、どんよりと曇っている。


  ***


 腕の中で冷たくなっていく幼い妹を前に、僕はただ、泣き叫ぶことしかできなかった。

 自分にだけ何倍もの重力がかかっているかのような絶望感で、身動きが取れなくなる。

 悲しくて、悲しくて、苦しくて、重い。

 泣いたって何も変わらない。それは分かっているのに。

 いや。

 僕はふと、思い立った。

 変えてしまえばいいんだ。この世界を。この現実を。

 悲しみは怒りに、苦しみは執念に。

 絶望の叫びは、いつしか決意の雄叫びに変わっていた。

「待っていて。必ず救ってみせるから」

 たとえそれが世界の理を歪めることであっても、僕は君の未来を、取り戻してみせる。


 カットの声は聞こえていた。

 でも僕は、まだ立ち上がれないでいる。

 きつく抱き締めた妹役の少女に、「大丈夫?」と頭を撫でられる始末だ。

「ごめんね」となんとか絞り出して腕を緩めると、少女は逃げるように走り去っていった。

 昔から、泣きの演技は得意じゃない。 

 泣くのを待たせたことは一度もないが、泣き止むのを待たせたことが何度もある。泣いた感覚が身体に残るせいか、感情が悲しみに引っ張られて、帰って来られなくなるのだ。

 深呼吸をしようにも、上手く息を吸うことができない。吸ったら吸ったで吐けなくなる。

 しょっぱい液体が喉に流れて、むせ返った。

苦しい。

「令、しっかりしろ」那須が駆け寄り、背中をさすってくれた。

 その声に引き上げられ、ようやく立ち上がることができる。

 自分と役の間でフラフラと揺れる足取りで、マネージャーに支えられながらセットから出た。


 勤勉な研究者だった青年が妹の死をきっかけに狂気に堕ちる。

 そんな重要なシーンを撮り終え、神谷は楽屋で休んでいた。依然として、気分は沈んでいる。この落ち込みは役の感情なのか、自分の感情なのか、はっきりしない。

「ねえ、今の演技、どうだった?」神谷は部屋の隅で荷物をがさごそとやっているマネージャーに問いかけた。

「なんだよ、らしくねえな。おまえが俺に感想を求めるなんて」那須は神谷の不安を笑い飛ばすように言った。その作ったような明るさが、今の神谷には痛い。

「いいじゃん、聞かせてよ」

 那須は手を止め、考えるように上を見上げた。「良かったよ。おまえの演技自体は、すごく良かった。ただ、周りがあれだから、他のシーンと繋げた時に浮くかもな」

『あれ』の指す意味は神谷もよく理解している。返す言葉もなく、ふーん、と言いながら項垂れた。

「やっぱ受けなきゃよかったな、こんな泥舟企画」那須が苦々しげに言った。

 マネージャーがそんなこと言っちゃ駄目でしょ、と窘める気にはなれない。

 徐に台本を手に取った。そのページは、よれよれになっている。何度も何度も、繰り返し読んだ台本だ。

 面白いから。読み込み甲斐があるから。それならどんなに良かっただろう。何度読んでも、この脚本を面白くする方法が見つからないのだ。

 それでもどうにかしたいともがいてはいるものの、泥のような思考から這い出ることはできなかった。

 自分がこの役を演じることに、果たして意味はあるのだろうか。自分の存在に、価値はあるのだろうか。


『99GODS』は、神谷が小学生の頃に連載が始まった少年漫画だ。アニメ化もされ、当時かなり人気のあった作品で、完結した今でも根強いファンは多い。

 その連載開始二十周年を記念して制作が進められているのが、実写映画『99GODS』だ。


「この漫画、好きだったのになあ」

 神谷は台本をテーブルに投げ置き、天井を仰いだ。


  ***


 濁った瞳で真っ直ぐに見つめられ、宮本は目を逸らした。

 窓の向こうを通り過ぎる人の忙しない足取りに、何か言わなければと急かされるような気持ちになる。

「まあ、賛否両論、でしたね」

 なんとか当たり障りのない表現を絞り出すと、神谷は深々と溜め息をついた。口から吐き出した澱んだ空気が、神谷の頭上に黒い雲を作っていくかのようだ。

「そういう一般論を聞きたいんじゃないんだよ。僕が聞きたいのはキミの素直な感想だ」

 しかしそうせがまれても正直に話すのは気が引け、宮本は逃げ道を探す。「感想なら、SNSでいくらでも見られますよ」

「それじゃ駄目なんだよ。所詮SNSなんてストレスと承認欲求の捌け口だよ。注目を浴びたくてわざと過激な言葉を選んだような極端な発言ばかり流れてくるけど、発信するのなんて極一部の人間。大半の人はだんまりだ。本当のところみんながどう思ってるのかなんて分かりゃしない。SNSで純粋な感想を拾い上げるのって、案外難しいんだ」

「過激じゃない感想だって結構ありますよ」

「それは思慮深い振りをして全部を受容しようとする人たちの話だろ? 過激と反対側の極端だ。そういう人たちの投稿を見てるとさ、『役者を責めないで』とか『これは監督が悪い』とか『企画側に問題があったんじゃないか』とか、気を遣い過ぎてわけの分からない的外れな犯人探しを始めてるんだよ。僕はただ純粋に、どこが好きだったとか嫌いだったとか、そういう話が聞きたいだけなのに」

「私だって結構気を遣ってるんですけど」

「だから良いんだよ。気を遣ってもその程度ってことだろ? キミのその無神経さにオレはいつも救われてるんだ」

「神谷さんはもう少し気を遣った方がいいですよ」

 譲る気配のない神谷の姿勢に、宮本は内心頭を抱える。どう伝えれば傷つけずに済むのだろうか。ああ、もう面倒臭くなってきたな。


『99GODS』。人に道具として永く使われたモノに宿る『九十九神つくもがみ』を巡って巻き起こる戦いを描いた能力バトルファンタジー。

 らしいが、正直なところ。「よく分かりませんでした」

 ああ、言ってしまった。と宮本は思った。

 しかし、神谷はまだ不服そうだ。

「だから、気を遣ったことは言わないでほしいんだってば。分からないっていうのはつまらないって意味だろ?」

「いや、つまらないのはそうなんですけど、ちょっと違くて。私は原作を知らないんで、設定の説明とか、登場人物のバックグラウンドの説明とか、そういうのがあまりにも端折られすぎてて、何がなんだか分からないまま終わっちゃったんですよね。つまらない以前の問題というか」

 神谷が苦虫を噛み潰したような顔になる。

「まあ、原作がある映画だと時間が足りなくて説明不足になることはよくあるんで、きっと原作を読んでたら面白かったんだろうなって受け入れてたんです。でも後でレビューを見てみたらどうにもそうじゃないじゃないですか」

 神谷の表情はどんどん険しくなる。顔を丸ごと干物にしてしまったみたいにしわくちゃだ。

「原作ファンからは『改変が酷い』とか『あの設定は守って欲しかった』とか『キャスティングがイメージに合わない』とか、むしろ原作を知っていることが足を引っ張っているような評価ばかりで。誰に楽しんでもらえると思って作った映画なのかさっぱり分からなかったです」

 ガン! と神谷が勢いよくテーブルに頭を打ちつけ、宮本は飛び上がった。

 突っ伏した姿勢のまま、神谷がもそもそと喋る。「言い過ぎだよ」

「ええ」今にも泣きだしそうな神谷の声に、宮本は困惑した。「正直に話せって神谷さんがしつこく言うから」

 そのまま神谷が動かなくなり、打ちどころが悪かったか? と心配になる。

「神谷さん?」と肩を叩こうとすると、不意に神谷ががばっと顔を起こした。宮本はまた飛び上がる。

「そんなの全部分かってたんだよ。でも、面と向かって言われると堪えるなあ」神谷は力のない笑みを浮かべた。

「なんでそんな自傷行為みたいなことするんですか」

「ちゃんと自分の目で現実を確かめたくて」

「確かめてどうするんですか」

「反省する」

「映画がつまらなかったのは神谷さんのせいじゃないと思いますけど」

 神谷は頬杖をつき、窓の外に顔を向けた。「オレのせいだよ。オレだけのせいじゃないけど、オレのせいもある」

「いやあ、あれはいくら神谷さんでもどうにもならないですって。素人の私が言うのもなんですけど、脚本は酷いわ衣装はダサいわ、CGだけは妙に豪華な割に、アクションは中途半端だわ。極めつけに神谷さん以外のキャスト、主人公を筆頭に下手くそだらけだったじゃないですか」

「キミすっごいボロカスに言うじゃん」

 神谷はカップを持ち上げ、口を付けた。中身は甘いストロベリーラテのはずなのに、苦いものが口に入ったような顔をする。

「主演の子は、オレが引っ張ってあげなきゃいけなかったんだよ。共演者の名演技を引き出すのも一流俳優の務めだ」

「じゃあ、神谷さんが務めを果たせてたら良い映画になってたんですか?」

「それは」神谷は項垂れた。「ないけど」

「じゃあどうしようもないのに」

「どうしようもなかったけどさ。そんなに上手に割り切れないよ」

 しつこくうじうじと言う神谷に、宮本は溜め息をついた。「素朴な疑問なんですけど、作品が面白くなりそうかどうかって、オファー受ける前に多少は分からないものなんですか?」

 神谷は眉間に皺を寄せながら、紙のカップを手の上で弄んだ。「今回に関しては、見るからに泥舟だったよ。カチカチ山の狸ですら乗らないくらいに」

「じゃあなんで受けたんですか」

「オレが受けなくたって企画が止まるわけじゃない。だったら、他の人に演らせるよりオレが演った方がずっとましだと思った」神谷は遠い目をした。「好きなんだよね、あのキャラ」

 神谷が演じたのは、『加賀美かがみつとむ』という『九十九神』の研究者だ。主人公を導く立場でありながら、その裏では世界を揺るがす悪事に手を染めているという、物語の重要な鍵を握るキャラクターだった。

「私も、加賀美博士は好きでしたよ。悪役だけど人間味があって。悲しくて、かっこよかったです」まあ、分からないなりに、ですけど。と笑いながら付け足す。

 神谷は瞳を丸くし、そして柔らかく微笑んだ。「それなら僕が演った意味も、少しはあったのかなあ」

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