第10話大学生時代②

 大学二回生の時から徐々に専門科目が増えてきて、授業の内容も濃くなっていった。

 大学は高校までと違って、必ずしも行かなくてもいい場所である。

 より高度な勉強がしたいとか、就職に有利だから行くとかで十分な気がする。

 別に専門学校へ行って、専門的な技術を習得してもいいし、高校から就職して、社会人と仲間入りをしてもいいと思う。


 必須科目は勿論、単位を取らないといけないが、それ以外の授業もレポートがあったり、テストがあったりする。

 それらに合格して、初めて単位を修得することができる。

 私も散々、レポートやらテストを受けて、合格してきたが、そんなに言うほど大学の授業が難しいわけではない。

 

 しっかり勉強さえしておけば、どんな科目だって、ついていくことができる。

 私は文学科で、英文学科を専攻して、イギリスやアメリカの文学作品に触れてきた。

 何せ英語の文章を読むことが好きだったからと面白そうだったから。

 実際、英文学科へ行って、正解だったなと思うことがある。

 専門的な英語を学ぶのではなくて、もっと文学に傾倒できたり、その作品に親しむことができたからこそ、文学の奥深さや正解がないところに魅力を感じたのだ。


 ほかの科目も面白かったし、いい勉強になった。

 次回へ続く。

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