第14話 2月13日 とうとう(?)やってきた東京ドーム公演
いよいよ東京ドーム公演の日がやってきました。公演はもちろん楽しみ、だけどツアー最後の東京公演はやってきてほしくない、いやまだもう1日あると、朝から心は千々に乱れていました。
そんな気持ちを抱えながら入場。今日の席は、最前列や最横列や正面ではないものの、これまでで一番花道に近い席です。
そして19時01分、ライブの幕が上がりました。(この一連の文章では、開演時間は客席の照明、いわゆる客電が消えた時間、終演時間はメンバー全員がステージから袖に入った時間にしていますが、なにせ興奮のなかなので、正確ではなかったらすみません。)
最初気が付いたのは、音の響きが、演奏も声援もよいということでした。もちろん最終1回前ということで、声援にも一層気合が入っていたとは思います。
実は東京ドームのこの反響音の大きさ、人によっては好き嫌いがあるようですが、あくまで私にとっては好ましく聞こえたということで。
セットリストは、大阪、札幌と同じように進んでいきます。ということは、今日も黄色い声援が飛び交うI'M IN LOVE WITH MY CARの次は、BICYCLE RACEです。
実は私は、1979年の武道館公演に自転車のベルを持って行かなかったことを後悔したのですが、その後もなぜか(私の記憶力がないだけですが)忘れ続けました。
今回やっと100均で買ったベルを持っていくことができました。チリンチリン鳴る本家(?)のタイプではなく、チンと1回鳴らすものでした。さすがに100円では本家のは買えませんね。
それでもやっと持って行けたので、効果音でベルの音が鳴るのに合わせて、控えめにチン、チンと鳴らしました。45年に渡る思いが成就した瞬間です。
余談ですが持って行ったベルは会場で落としてきたらしく、翌14日は鳴らせませんでした。次の来日公演を期待しましょう!(もちろんベルを鳴らしたいからではありませんが。)
さて、LOVE OF MY LIFEの時間がやってまいりました。ブライアンの日本語ご挨拶です。(日本語部分のみの抜粋です。)
東京のみなさま、こんばんは!
お元気ですか!
本当ね?
嬉しいです。
一緒に歌ってください。
本当ね?(ちょっと小声で)
ライブそのものの素晴らしさを適切に表せる自信がないので、次もお言葉で、若かりし時のティンパニーソロに続くロジャーのご挨拶です。
Young me.
Old me.
(この間ドラムソロ)
The song for QUEEN and David Bowie.
Under Pressure.
札幌で言ってくれた、スクリーンと自分を指さすYoung me.Old me.をまた言ってくれました。今回は頭のHello.がなかった代わりに、曲紹介が入りました。
曲の紹介って珍しいですよね。ね。
ギターソロでも「サプライズ」が。
遠き山に日は落ちて、というか、新世界より、の前に、なにか耳慣れた情緒あふれるメロディーが。なんと「てるてる坊主」だ!
これ、ブライアンに日本の童謡で1枚CDを作っていただけないでしょうか。心に染み入ると思うのですが。
今日はブライアンの元気さも目立ちました。札幌では花道にしか来なかったのですが、今回はステージの左右に!
もちろん、ロジャーも、アダムも、スパイクも、ニールも、タイラーも絶好調です。(毎回そう思っているのかもしれませんが。)
そうして、21時07分にとうとう終演。(すいません。ライブ全体を描写する筆力と体力と根性がなくて。)
実はその日その日に自分が抱いた感想って、終演直後にまわりの方々が交わす言葉となぜか(当然?)一致します。今日の感想は「あっという間だった」ということでした。
今日の公演が終わってしまったら、あと1回を残すのみになってしまうので、終わってほしくないという想いが、終わったあとにそんな形で表れるのでしょうか。
今日の終演時はまだ耐えられた私ですが、24時間後の、明日の終演後はどうなっているでしょうか。燃え尽きてしまうのでしょうか。いや、燃え尽きるぐらいに声援を送らないといけないですね(※個人の感想です)。頑張ります!
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