高嶺の花の華雅さん。クールに見えるが実はただのコミュ障
ハゲダチ
高嶺の花
「キャー!!華雅さんよ!」
「華雅さん今日も素敵~」
「視界に入るだけで目の保養になります~」
廊下を歩くだけで皆の視線を釘付けにするのは一人の美少女。
その長い黒髪は日頃から丁寧に手入れされているのか艶があり輝いて見え、瞳は深く澄んでおり肌は透明感がある。
そしてスタイルもまるでファッション雑誌から飛び出してきたかと思うほどに素晴らしく、長い脚は細く引き締まっておりメリハリのある体でモデル顔負けのスタイルをしていた。
そんな学校の注目の的であり周りとは比べ物にならない程のスタイルとルックスの持ち主であるこの美少女の名前は
現在高校一年生だ。
周りと比べて優れているのはそのルックスだけでなく勉強、スポーツなどの分野でも同じで他の追随を許さぬ程の良い成績を納めている。
勉強では中学生の頃から全教科満点で学年トップ。
高校に進学してもその能力が遺憾なく発揮され中学の時と同じく全教科満点。
スポーツでも部活の助っ人に入れば味方を勝利に導き、どの分野でも必ず活躍し続けるため皆、華雅さんのことを褒め称え華雅は高校で一種のアイドルのような扱いをされていた。
そんな完璧超人で皆から尊敬されている華雅 美咲の中身はなんと
(今日も誰ともまともに喋れなかった……)
コミュ障だった。
何か話しかけられても
「……そう」
「……わかったわ」
などの一言で終わり言葉のキャッチボールが全くできず、むしろ会話をする気があるのかと疑問に思ってしまうぐらいの返答だ。
こんな会話しかできない華雅さんだがコミュニケーションが嫌いという訳ではない。
むしろ誰かともっと会話をしたいと思っているぐらいだ。
だが今までの人生での会話に関して経験値が少なすぎて、これ以上何を話せばいいのかがわからない。
あれを話そう、これを話そうと考えていても実際に会話するとそんな考えは消えていて返答はたったの一言で終わってしまう。
だが華雅さんはまだコミュニケーションを取ることを諦めてなどいなかった。
(中学校生活では駄目だったけれど……高校では絶対にコミュニケーションを取って、そして最終的には友達を作って見せる!)
そんな決意をする華雅さんだった。
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