ほんのりと人間が嫌いだけど、それでも絶望するほどではない、そんな人にはうってつけの作品だと思います。非常に読みやすいのも好印象。
偽悪的な主人公がいい感じのご都合主義を携えて旅するチーレム物語です。展開もわかりやすく頭からっぽにして楽しめるいい作品だと思います!
人間ではないが人間味も残る主人公のキャラクターが良いし、ストーリー展開も無理がない。いきなり最強では無く程良いテンポで強くなっていくのも読みやすい。強いて気になった点を挙げるなら、女性キャラ3人の名前が似た印象でごっちゃになりがちなところ。
生前の生い立ちに話数をかけることなく、淡々と進んでいく序盤が非常に良く、そのまま読み進めてハマった作品。善人ではないけれど、悪人にもなりきれない、やるならやるぞの主人公も良い。人族の娘ティアリと出会い、不承不承ながらも連れ合う事になるも、遠慮が無くなってからは会話のやりとりも面白い。戦闘描写も強者との戦闘はなかなか手に汗握る展開で読み応えもある。何処まで強くなり、何処へ向かうのか。楽しみな作品。
チートすぎずだんだん強くなっていくのが面白くて、読みやすい。
自分を殺そうとする相手と悪人は殺すしっかりと殺しに対して線引きできている主人公お人好し主人公は嫌いだけど冷徹すぎると読むのが辛いという人は嵌まると思う