二つ名大好き学校 ー氷結の姫と言われていたクラスメイトがキレて居た。

激 辛

第1話

「相変わらず、静かだよな」「本当、今日も怖い、まさに氷結の姫」


「・・・」


委員長はクラスで氷結の姫と言われている。


何も喋らず、一切笑わない。だから氷結の姫そう呼ばれて居た。


ーー


「だから、なんで喋らないだけで氷結の姫と呼ばれないといけないのよーーーー!!!」


そしてこれが真の顔である。


「・・・うーん、そうだね」


委員長は俺にだけ本当の姿・・・と言うか、普通に話す。


この学校は色々と変なあだ名をつけることが多い。


例えばよく話すだけで、言葉の魔女とか見た目がヤンキーのだけで、学園の番長とか、一番個人的に好きなのが、クラスのアイドルのスカーレットだ。


「アンタは良いわよね!!the普通って!!」


「そうだね。」


いや、よくも悪くもないよね。ちなみに隣は、クマの筆箱をしており、キュートベアーと言う名がついて居たりする。


「もう嫌だ。こんな痛いクラス。」


「・・・いやぁ、でも俺は楽しくて好きだよ」


「そうよね!!アンタはそうよね!!普通だから、普通に学校を楽しんでるから!!」


「そうだね。でも俺はあなたにも諦めないでこれからも楽しんで欲しいし」


「無理よ!!こんな学校で!!」


氷結の姫は俺の服を掴み全力で泣いている。


そうして、俺は解決方法も見つからず、氷結の姫さん愚痴を聞く。


ーーーー


氷結の姫は泣きまくって、落ち着いてくれたようだ。


「ありがとうね。今日も聞いてくれて」


「いいよ。俺でよければこれからも聞くから」


「うん」


氷結の姫さんは満足そうな顔をする。











そんな、彼女は知らない。彼女の氷結の姫と言う二つ名を考えたのはこの俺であり、


そもそも普通の学校じゃない、普通にしてる奴が。普通な訳ないんだよな。

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二つ名大好き学校 ー氷結の姫と言われていたクラスメイトがキレて居た。 激 辛 @eaconnn

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