第7話 胸元を見せる事を怖がらず(4月13日)

「確かに千穂ちーちゃんが長生きできるように病院の先生が、その病気を再発させないように色々考えてるから、いつかは看護師になるというのはいいと思うよ」

そう愛里沙ちゃんが私に色々と気に掛けてるのを聴いて私はファッションモデルを続けながら看護の勉強ができる専門学校を受験する事を視野に入れてみる事にした。

胸をチラ見せするという事は、手術の跡があっても、ファッションモデルをこれから経験する私にとって難しい事かも知れないけど、この先、私と同じ病気で苦しんでいる女の子達にとって、生きてる事を色々アピールするという事ができたらいいなと思うし、小学校の時の卒業文集の将来の夢に看護師になって自分と同じ病気の人を助けたいというのもあると思うしね。

6人のメンバーになってから初めての放課後――。

花蓮ちゃんを始め、同じ小学校からの友達の西野亮博くんと高校からの友達の原本裕介くんと森谷良介くん、そして私の高校からの友達の東野愛里沙ちゃんという仲間が居るから心強いという感じがしてきた。

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