第3話 看護師とモデル
小6の最後の時期(卒業式まで3週間)に、その頃の担任の桜田良平先生が私を呼んだ時、最初は何だったんだろうと思っていた事があった。
「石坂さんは確か小4の頃に小児がんになって胸の手術を受けたという話を前した時の病院(確か岡大附属病院)の坂本颯天先生がテレビに出てたらしいんだ。石坂さんだけでなく、他の子どもたちが患ってた小児がんを彼が治して救ったという事をインタビューされてたのを確かニュースで話題になったよ」と教えてくれた。
元々、桜田先生は私と同じ年位の娘さんがいるらしく、自分と同じ時期に小児がんを患った事があり、確か里緒菜ちゃんという名前であるらしく、小さい頃にその病気になった時に同じやり方で彼(坂本先生)に治して貰った事があるらしい。
「いつかは看護師になろうと思ってるんです」
「そういえば、卒業文集に10年後の私に石坂さんが書いてたね。確かに命を救ってくれたお医者さん等に感謝をして、今度は石坂さんが多くの患者さんを助けるという立場になるのもいいと思うよ」と桜田先生がアドバイスしてくれた。
「今の話って何だったの??」と傍で聴いていた男子の1人である西野亮博くんが私にそう尋ねた。
「石坂さんは優しいから、患者さん達を治してくれるさ」
「揶揄わないで笑」
「でもさ、小さい頃に手術で治してくれた人に感謝するのはいいと思うよ。ですよね。先生」
「西野くんも、看護師になるのは難しいけど、それでも多くの患者さん達を治したり様子を見るのはいいと思うからね」
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