今の日本社会を幸せに生きるなんてのは、独り身の女にはムリゲーでしょ?まるで、そんな問いかけをされたかの様な気持ちになる序盤から、会社、男、浮気、お金…など、生々しく描写される苦悶の体験を経て、時に自ら乗り越え、時に膝をつく思いをするも、助け合う事が出来る同志の存在に希望を感じる事が出来る、そんなお話。今の社会で幸せな老後を迎えるにはどう生きるのが良いのか。この物語は、そのヒントを得られる、道標のひとつなのかも知れない。