第47話【番外編】作者のひとりごと

この作品をご覧くださっている皆さま、

そしてたくさんの応援やメッセージをくださる皆さま、

毎回とてもうれしく、心から感謝しています。


ありがとうございます


さて今回はちょっと中休みで、

作品に登場する人物のことについて

話してみようと思います。


もしよければ、何かご意見などあれば

また教えてくださいね。


まずはじめに

この物語のメインが

40歳、大人の女性達であるため

恋愛も一筋縄ではいきません。


真面目で男性が苦手、今まで道を外さず生きてきた忍が

ひょんなことから既婚者の松木に恋心を抱くようになり、

職場も離れてしまうため、一度きりでいいと関係を迫る。

それを松木も受け入れ、一夜限りの関係をもってしまった。


言うなれば【不倫】ということになりますよね。

こういう状態も、人によりいろんな見方があると思うのです。


それは人として絶対にやってはいけないことだし、

もし相手の奥さんに訴えられでもしたらどうするの?慰謝料払えるの?


という現実目線や、


いや、夫婦関係は破綻してるんだし、おたがい好きあっていて同意のうえならいいじゃない


という肯定派など。



咲希の場合はどうでしょう?

一応つきあっている彼氏、柴田がいるが、気持ちはとっくに冷めている。

そして彼氏の仕事上での知人である、南井と恋に落ち(こちらも相思相愛)

結婚まで考えている。


咲希は柴田が出資してくれたおかげで料理屋の仕事ができているため、別れるとなると店も続けられないと、はっきり別れを切り出せないでいる。


ここもね

お金出してもらってる以上売上は結果を出さなきゃいけないのも当然だし、自分の意見が通ると思うことがそもそも間違い


と考える人もいれば、


恋人なら別にあまくてもいいんじゃない?

好きにさせてくれたらいいのに


と咲希を援護してくれ見方もあると思う。


柴田の言動行動も、人によって許容範囲は様々だと思うのですが…いかがでしょうね^^;


南井も、お世話になった人の女に手を出すなんて不届きもの!

なのか

悩み苦しむ咲希を救う救世主

なのか


意見は別れるところじゃないでしょうか。


結局のところ

人は感情とともに行動する生き物だから

頭ではわかっていても

理性でとめられないこともある。


私個人の観点としては

何が良くて何が悪いとか

一概には言えなくて。

その背後には

人それぞれ背負っているものもあるし。


だからこそ、迷い苦しみながらも

もがいてあがいて

自分らしい生き方を模索する姿を

描いていきたいなと、思っていたりします。


さとこもそういうタイプで、

ふたりの話を聞いても

ジャッジするわけでもなく、

仕事は教師なので、本来曲がったことは許せないのですが

(元祖ゆるせない症候群ですから)

親友だからこそ、そして

自分も離婚を経験して、

恋愛や結婚が理屈で割り切れるほど簡単なものではないと認識しているので、

肯定も否定もせず、堂々と応援するわけでもないけど、そっと見守り、必要な時に手を差し伸べる。

そういう程度な距離感を保ってくれる存在なのだと思います。


ちょっと神の領域かもしれない…


そして40歳ともなれば

ライフスタイルでは親の介護や死別など、辛い現実ともぶつかります。

仕事では若い頃はただそれだけでチヤホヤされることもあったけど、徐々に新手の若い力に押され、自分の立場が危うくなることもあります。


階段の踊り場にいるように、

立ち止まって動けなくなる時期。

登ってきた道に引き返すことはできず

けれどこの先の登らなくてはならない階段は

明かりがなく真っ暗で、先が見えず

こわくて進めない。


逆に言えば

一度立ち止まり

大きく深呼吸して

未来への足がかりを決めていくための

準備期間。

そう思えば、何事も焦らなくていいんじゃないかと。

そして、もがき苦しんだ時間も

決して無駄になることはなく

明日への活力、光になると信じていけば

必ず道は開かれ、明るい老後へ進めると思うのです。


初めて

10万字超えの超大作!

長編となりそうですが

まだまだおつきあいいただけたら

大変うれしく思います。

飽きっぽい性格の私ですが^^;

今回ばかりは

書きたいことがありすぎてあふれ出て

気がつけばここまできたよ、てなわけで。


共感していただける部分があれば、

それが誰かの

力になれたらと

願い想い

スマホでポチポチつづっています。


これからの高齢化時代、

絶対老後同盟組んでたら安心だと思うのよね。


でもね


ここだけの話


昔ほんとに幼なじみの友人達と


老後同盟の話をし(それがこの話のベースになっている)


その友人達とは


今ほとんど


やりとりないんだよね。笑


でもやっぱり


心の中では大切に想ってるし


皆大事な存在です。


元気にしてるといいんだけどな…



段々交友関係も変わっていくから


昔からの友達って


宝物ですね。


そんなふうに気付けるのも


結構40歳過ぎてからかもしれない。



以上、作者のひとりごとでした。


次からは、ストーリーの続きに戻りま〜す(^^ゞ


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