第28話 疑問に思っていた事
ずっと引っかかていた事が有ります。なぜダビッチ公爵は
愛娘のレンガさんを自分よりも目下の侯爵家のケインさんに嫁がせようと図ったのか?第1王子様か第2王子様に嫁がせれば、御妃様になる可能性が高いのに?
第1王子殿下には他国の王女様との婚約が決まっていて、もうすぐ結婚するそうで、もし他国の王女様を殺害してバレたらとんでもないことになるし、第2王子殿下は病弱で、おばあさまの所で療養中だそうです。
その点、ケインさんは頭脳明晰で、政治にも明るく、もしも国王様に何かあった場合、ダビッチ公爵は王位継承権第3位ですが
国王陛下の血を引くクラリス様を女王にして、政治はケインさんに任せようとする1派が有るのだそうです。
その為娘をケインさんに嫁がせて、ケインさんの頭脳を利用しょうという腹積もりだったようです。もしもクラリス様暗殺に成功した暁には、国王陛下、第1王子殿下、第2王子殿下まで暗殺されていたかもしれません。国家反逆罪ですね。
救助した子供たちはこの国の大商人の子供達でした。子供を人質にして無理難題を吹っかけて、私腹を肥やしていたみたいです。
恐らく余罪はまだまだありそうなので極刑に処せられることでしょう。
さて野営の時間になりました。
私は私の自宅空間に皆様を招待して優雅な旅の1夜を過ごして頂きましょう。
今回は牧草地の中に馬小屋を建てておきました。お馬さんの大手入れように、ガッチャンポンプ付きの井戸を用意して飲み水桶も
飼い葉桶も立派な柵も設置しておきました。
結界で魔物や盗賊は入れないし、お馬さんも逃げ出すことは出来ません。
騎士様達にはお馬さんのお手入れが終わったら家の中に入っ
てくださいと告げて、私はお風呂の準備と夕食の支度をします。
シンフアさんにもお手伝いをお願いしました。
さて今日の夕飯は何にしましょうか。豪勢にレッドドラゴンのカツ丼と行きましょうかね。
お味噌汁は豆腐汁にします。
ドラカツ丼は既に調理して収納に熱々のまま保存して有ります。
野菜不足なのでサラダも用意しておきましょう。
ガラスコップに冷たい水を注いで全員分配置して貰います。
デザートにはリンゴとミカンを用意して、食後のお茶は紅茶の入れ方を知らないのでテイーバッグを用意しました、コーヒーは砂糖ミルク不要のステイックタイプです。
私の分は煎茶のテイーバッグです。
大好評のうちに夕食も終わり騎士隊長様に2階の部屋割りをして頂いて、女性陣は1階のお部屋を使って戴きます。
さて、盗賊の親玉には塩対応です。馬小屋の藁の上がベッドです。お風呂は有りません。でも臭いのでクリーン魔法を掛けておきました。お馬さんにちょっかいを掛けれないように拘束します。魔法も使えないようにしておきました。食事は堅パンにスープ。干し肉をおまけで、食べれるだけ感謝しなさい。
朝です。朝食はソーセージパンにコーヒーか紅茶もしくは牛乳にしました。出発の準備の間にお風呂をクリーン魔法で綺麗にして
ベッドのお布団は収納に入れた時点で、クリーン魔法と乾燥魔法が発動するようにセットして有るので次使う時にベッドメイクして貰いましょう。次回の旅行の時はベッドメイクまで自動で出来る様にしておきましょうね。
今日の夕飯は何にしましょうか。久し振りに天ぷらが食べたいですね。
冷凍のチンするだけのサツマイモ。アナゴ、イカ、エビ、の天ぷらが有るので、私が揚げるのはカボチャ、ナス、それに自宅の周囲の森で採取して置いたタラの芽位で良いでしよう。天つゆは次回のお楽しみにということで、ご飯はおかかと鮭とツナマヨと私用に梅干しを用意しました。
明日の朝はまたパンかなあ。朝はなるだけ仕事をしたくないので簡単に済ませましょう。
日中は何事もなく進んで2泊目の野営時間になりました。
通行の邪魔にならないように道を外れた広場に今日も自宅を取り出します。
皆さんのお顔にワクワク感が溢れているような気がします。
「ユイ様、今日は最初から料理のお手伝いをさせてください」
シンフアさんに頼まれました。なので私は頷きながらシンフアさん質問しました。
「シンフアさん達のお国には海が有るんですよね。海苔とかワカメとかの海藻を食べる習慣が有りますか?」
日本人だけが海藻を消化出来るのだとか聞いたお話が有ったので確かめてみました。
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