正解と不正解はどこにあるのか
Taku
第1話
君との毎日はとても面白いものだった、また逢えたらいいなとこちらは思う。
僕は、もう何をすればいいかわからない。
僕は何が正解で何が不正解かわからない。
みんなもそうだろう、何が正しいかなんて誰にも分らない。
戦争が正しいか間違っているかなんて個人の意見に過ぎない。評価すること自体がおかしいのだろう。正しいとは、その人個人における状況と周りの環境で決まると思っている。
会社でこのソフトは使ってはいけないと指示が出たら、僕たちはソフトを使わない、なぜなら、使うのが間違っているという会社の指示だからだ。
僕たちは、決められた物事を毎日こなしている。そして、正解と不正解を押し付けられているのだ。きっと気づいていない人が多いだろう。
それを僕は知っている。
僕は、大学生だ。特に最近は何かしたいとおもったことはない。好きなものを見て、好きなユーチューブを見て暮らしている。
大学は、単位を落とさないようにちゃんと行っている。
僕は、特に大学生のうちに何かしたいということはない。
特に何も起きないでくれと思っている。
今、大学の構内にいる。そして、友達と一緒に講義を受けている。
となりの友達は、山下という。僕より少し頭がよく、スポーツができる。とてもさわやかな青年だ。
「そういえば、今日ってサッカーやるんじゃなかったっけ。サッカー日本代表戦、今日だよね」と僕は講義中にもかかわらず、聞いた。
すると、山下は「あーそうだ、今日、韓国と日本との対戦だった、楽しみだよ」と
嬉しそうにいった。
講義は、白髪の教授が難しいことについてしゃべっている。
数学なのだが、僕にはさっぱりわからない。時間がたって講義が終わると、山下と一緒に帰った。
なんで、僕は山下と友達になったかというと、ある日、山下に講義の場所を聞かれた。ついでに、こないだのサッカーの試合すごかっただろと山下が話題を振ったときに意気投合したからだった。それから、仲良くしている。
「サッカーってスポーツは一点の重みが違うスポーツなんだよ」と山下は僕と帰り道歩きながら言う。
「まあ、確かにほかのスポーツより、一点がすごく大事だよね」
「そうそう、だから高貴なスポーツなんだ。みんなが、一点を入れるためにつないで、つないで得点する。これがおもしろい。ヨーロッパではとても盛んだからね、貴族が好きなんだよ。」
「確かに、サッカーは世界中に知られているけど、サッカーの民度は低いよ、なんだかみんな祭りみたいにワールドカップのときはさわいでいるよ」僕らは話しながら駅までしゃべっていった。
「まあ、確かにそういう一面もあるけどな。それはそれでいいじゃないか」と山下は駅で別れる前に言った。
確かに、貴族の楽しみが、民の楽しみになったって楽しむ人が増えているからそれでいいかもなと思った。山下と別れてから僕は電車に乗った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます