262 話し合い②

高峰「右目の光景によると、僕たちは学生だったり、同僚だったり、幼馴染だったり、教師と生徒だったり……。あらゆる可能性の数だけあるみたいだ」

岸澤「何度もってこと?」

高峰「ああ」

岸澤「なんで私にはその記憶がないのよ」

高峰「前世だからだろうね。生まれ変わると岸澤さんは記憶はすべてリセットのようだ」

岸澤「高峰くんは、どうなの?」

高峰「右目が発現した後なら、少し覚えている。完璧に支配出来るのなら、記憶も思い出せると思う」

岸澤「私だけ、知らない……」

高峰「普段は思い出さないようにしているよ、脳に負荷がかかるからね」

岸澤「それでも、面識があるのなら、思い出したい……」


残り261

〜続く〜

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