267 犬とカミと

犬「カミ様、どうしてご主人様に魔眼なんてあるの?」

カミ「それはね、彼自身が望んだことだからよ」

犬「カミ様、どうしてご主人様だけに永遠の代償があるの?」

カミ「それはね、永遠に近い代償を払うことでしか、望みを得ることができないからだよ」

犬「カミ様、私に何かできることはないのかな?」

カミ「犬よ、お主は彼を支えることでしか出来ない。だから、今までのようにすればいいんだよ」

犬「うん………」

犬はそれから、思索に耽っていました。


残り266

〜続く〜

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