二八。脚本

 度重なる原作改悪を叩かれ、無能の烙印を押された脚本家の私だが、自分の仕事に惚れ惚れしている。ドラマが叩かれるほどに原作は再評価され、飛ぶように売れていく。煽りも擁護も炎上も全て計算通り。作者の不幸は原作を伝説にまで押し上げる。私のシナリオに狂いはない。

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