なんだかいきなりレベルの高いコメントの応酬が始まってる w。
すごい連載になりそうですね、これ。ギャラリーがギャラリーだし。
さて、この第二話ですが、やりとりから得た情報を私なりに考えるに、
・話者の正体が、取り立てに来てるその筋の人である、ということはやはりわかりやすく明示すべき。
・債権者の家族(たぶん息子)は、ヤクザから見ても開き直りが目に余るほどだった、という構図にした方が、オチの部分との対比がつきやすい。骨を食わせたのも、相手の情の薄さについカッと来て何も考えずにヤクザらしい制裁を施した、という形が浮かび上がればなおわかりやすいかと。
ということで、一行目の前半、「無理やり」の前の部分を考えてみたら、こうなりました。
「ヤミ金だぁ? 知るか。こっちは相続放棄してんだよ」。喪服姿でふてぶてしく笑う、債権者の息子。それはそれでムカついたんで、
これだと微妙に文字数がオーバー気味なんで、後半の部分は、
・「壺いっぱいの骨を食い終えた頃には」は、短く「途端に」でもいいのでは。
さらに、上の案の意義とは矛盾しますが、
・「非道いねえ」の前に「老いた女の声で」などと添えると、前のコメントに出た懸案事項の対策にできるかと。
あと、
・ラスト一文は改行。
以上、湾多からの意見です。さすがにここまで細かく具体的にアイデア出しはしないでほしい、ということでしたら、以後は自重します w。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
いや、ありがたい限りですよ。
ご意見もらえる場所があるというのは、得難い僥倖です。
湾多さんの意見もかなり的を得ていて、かなり悩みました。
以下、返信。
>・話者の正体が、取り立てに来てるその筋の人である、ということはやはりわかりやすく明示すべき。
これは確かにそうですが、「親の借金」「背負うつもりはない」で十分伝わるものと考えます。言ってもよくあるパターンなので。
>・債権者の家族(たぶん息子)は、ヤクザから見ても開き直りが目に余るほどだった、という構図にした方が、オチの部分との対比がつきやすい。
これは対比という意味では確かにそうなんですよね。
ただ、これをやると化けて出た母親の方が間違ってる風にも読めてしまうかなと。それは避けたいところなんです。
親の借金は、原則として引き継ぐ必要は法律上ありません。
なので息子の言い分は至極当然で、ヤクザのやり口が悪辣であり、親が化けて出てもびくともしない、という部分にも、ある種の怖さや非情さが出せれば、と思っていたので。
どっちがいいのかかなり悩みましたが、私の結論的にはどちらとも読めるくらいの現状を選択します。
>・「壺いっぱいの骨を食い終えた頃には」は、短く「途端に」でもいいのでは。
ここは明確に反対。
単に「食わせる」だと、一口なのか全部なのか伝わらないので、印象がまるで違ってきます。
>・「非道いねえ」の前に「老いた女の声で」などと添えると、前のコメントに出た懸案事項の対策にできるかと。
ここは確かに……声色については言及した方が効果的かも。
「婆ァの声で「すまないねえ。可哀想にねえ」と泣き始めた。」
に改訂しました。
>・ラスト一文は改行。
書きながら迷った部分なんですが、結論から言うと「改行なし」です。
ある程度文章量があれば私も改行を選んだところですが、このサイズの掌編だと一息に読める「改行なし」の方がテンポがよいと判断しました。ここら辺、スマホとPC読みでイメージ違ってくる部分もあるかもしれません。140字ということで、X(旧ツイッター)準拠で書いてるので今回。
>さすがにここまで細かく具体的にアイデア出しはしないでほしい、ということでしたら、以後は自重します w。
確かに、この文字数で改善案を受け入れると、ほとんど自分の文章じゃなくなる感はありますねw
でも、他の書き手の意見や「自分ならこう書く」を聞けるのは参考になりますし、楽しいので遠慮なくどうぞ。採用するかは自分の判断でできますし。これからも気軽によろしくお願いします。
というか、湾多さんも掌編にチャレンジすべきw
拝読いたしました。
自分の読解力がなくて「どういうこと?」ってなっちゃいましたが、開幕一文目でムチャクチャやばいことしてますね。骨食わせるって…
やってることと、なんか乗り移られてる?感じが怖いと思いました。
あと骨食わせてる語り手は何者?とか考えるとけっこうじわじわ来ます。
ただコメントを見るまではセリフの意味(というか誰が誰に言ってるのか?)が理解しきれなかったです。でも「どういうことだろ」とあれこれ考えてる時のモヤモヤした怖さもありました。
作者からの返信
感想ありごとうございます!
双町さんの作品から始めたシリーズなので、読んでもらえて嬉しいですw
「骨壺」はわりとコンパクトに書いてるので説明少ないですが、語り手の男は借金を取り立てるヤバいヤツ……つまり「ヤ●ザ」ですね。
台詞の方は一応わかりやすく直したつもりですが、まだわかりづらければ考え直しますので、難しければ言ってもらえれば。まあ、「恐怖は未知の中にある」の原則に従うなら、わからないことも恐怖に繫がっていいのかもですがw
ちまちま更新していくので、また溜まった頃に見に来てください。
編集済
全く怖くはなかったですが、どちらも不思議な読後感が残りますね。
『骨壺』の方は、どういうこと?という疑問が大きかったです。
流れ的に、食わせた男に母親の霊が乗り移ったように読めますが、ごめんと言っている相手が誰なのかで悩む感じです(借金を残してしまった子供? 目の前にいる借金取り?)。
▼返信へのお返事:
筋としては当然、その方がすっきりするのですが、その子供自身に憑依しているので「その謝罪、子供には聞こえないのでは?」という変な勘繰りが働いてしまうのだと思います。
短さという制約の中で綴られる物語なので、その辺りは読み手が汲んで無視すべきレベルの瑕疵かもしれませんね。
作者からの返信
ちくそう。いずれ怖いと言わせてやるう!
……というのはともかく、ちょっとゾッとしてもらうくらいを目標に頑張ります。数打てば当たるの精神でw
骨壺の解釈はそれで正解ですよ。謝る相手は子供なんですが、そこで疑問浮かぶのは予想外でした。文字数は余裕あるので、絶対間違えないような台詞を考えてみます。この雰囲気を維持しながらだと、なかなか大変ですが……
追記:
台詞変更してきました。
>「非道いねえ。可哀想にねえ」
これで相手がどちらかはわかるかと。
まあ例え聞こえないにしても、思わず言っちゃうのが母親像かなとも思うわけで。だったら借金残すなとも思いますがw
まあ制約上、限界があるのは事実ですが、読み手が引っかかる部分があれば可能な限り対応するのが私の方針ですし、書き手の誠意だと思ってます。まあ納得行けばですけれどね。
何でも遠慮なく言って下さい。またよろしくお願いします。
追記2:
母親の台詞、「すまないねえ。」に変更しました。
謝罪の言葉はやはりあるべきというのと、「可哀想に」があれば相手がどちらかは判断がつくかと思い当たったので。
こんなに細かく調整してたら、「*」が幾つあっても足りませんねw
嫌なら、放棄したらいいのに、
そこまで、相手に対してやらなくても。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
んん?
この話は債権者の息子と取り立て屋の話なので、前者は借金が嫌で放棄してるのに対して、取り立て屋は何が何でも取り立てようとしてる構図なのです。