ある恋の終わり

saito sekai

余りに脆い、部品の集合体

私は人間のふりをしているが、実はロボットである。正体を隠し、人間のB子と付き合っている。


ある日B子が温泉に行こうと誘うのだ。体が錆びるので仕方がないから、カミングアウト。その結果、B子にフラれてしまった。


私はその日以来、目からオイルが止まらない。私を作った技術者は人間の心を…見事にインストール出来た、完璧じゃないか…


ヨヲハカナンダ…そんな気分である私は、牛乳を一気に飲み干した。完

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ある恋の終わり saito sekai @saitosekai

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