水着撮影…だけど

第20話

「はじめましてー!デザイナーの足助実あすけみのるです!」


「よろしく、お願いします…」


でか…

身長高すぎる!何等身?顔はどことなく社長に似ている。もしや親戚?


「ミックスジュース好きで!聴いてます!」


「ありがとうございます〜嬉しいです〜」


「じゃあ、早速撮影したいので、着替えお願いします!」


「わかりました〜」


水着と言っても、そんなに露出はないそうで。なら私じゃなくてもよさそうじゃん?

更衣室で着替えたけど、これはほぼ服!撥水するだけだよ。服みたいな感じがいいの?


「わぁ、かわいい!いいよー」


旭川あさひかわさんという女性スタッフがパチパチと拍手した。


「ありがとうございます〜」


「メイクさせて頂きます!餅月もちづきです、こちらへ!」


ちやほやされだした。昨日の人たちは、もめたりしてたけど、普段はどうしてるんだか。


「いやぁ、すごい肌綺麗です…美しい」


「ありがとうございます〜」


後は、私の担当のカメラマン。豹変して厳しかったらやだなぁ。


「いいですねぇ!撮影しましょう!」


「ポーズってどんな感じですかー?」


「そうですね、CDジャケットみたいな?」


「グラビアっぽくないってことですかー?」


「そうです!おお、そうそう!いい!」


全然厳しくないし。ちょっと緊張してたけど、よかったー


「午後からのお仕事も頑張って下さい。また明日!」


「はーい!ありがとうございました〜」


あっさり終わった。さて着替えますか。

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