私が…まさか

第4話

夕方に零からメールがきた。


「さっちゃん、3ヶ月やるから、家出て行って頭を冷やせと言われました。好きな女のところにでも勝手に行けと言われました。突然なのですが、さっちゃんの家に泊めて頂けますか?」


は?


な、なに、これ。不倫じゃん!私が不倫とか!嫌だ!だけど、零は嘘つきじゃないし、この文面はそのまま言われたことだろう。


変な嫁!意味わかんない!


いきなりだけど


もう…


ええい!


「すみません、突然」


「突然すぎるんですけど」


「部屋、すごく綺麗です」


「普通だし」


どうせ、零は大人だから。

1日泊まって、どっか部屋見つけ…


「おはようございます」


「…は」


昨日、何した?


…ええと、ええと…


「し、シャワー!浴びないと!」


「さっちゃん、体は大丈夫ですか?」


「…うん」


昨日…お風呂入ったあと…ベット入ったらキスされて…


「これ以上もしていいですか?」


「…なに?それ?」


「ええと…セックスと言えばわかりますか?」


「…え?」


「あのー、うーん、性行為したいんです」


…は!?


「さっちゃん、嫌ですか?」


「そ、そんなことしたら、不倫だってば!」

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