物事はスマートに行こう~急な異世界へのご招待にも屈しない主人公に乾杯~

みなと劉

第1話

【物事はスマートに行こう

~急な異世界へとご招待にも屈しない主人公に乾杯~】

目が覚めると見たことない場所だった。

俺はスマホを取り出す。

一応は使えるらしい。

でも、周りを見渡すが見たことない植物しかないのだ。

(焦っていても仕方ないか)

【物事はスマートに行こう】が俺のモットー。

スマホが一応たりとも使えるということは何らかしらの電波や電気はきているという事だろう。

そう思い

スマホ一覧からマップを使ってみると

目の前に現在MAPが表示されたことには驚かされた。

(3D表現マップとは。まあ、プロジェクションマッピングツールみたいになってる訳か。面白い)

そのマップ通りに進んでみることにした。

そういや俺の名前とかどうなってる?

スマホから操作可能か?

【名前の表示はステータス画面から行えます】

と目の前の画面に表示される。

なかなか利口な思考をお持ちのようだ。

スマホからステータス画面という物が追加されていたのでそこをタップしてみる。

【ステータス画面】

【名前】なし

(ということはこの画面操作で俺の名前は自由に付けられるということかな?)

【その通りです】

ありがとう思考回路。

【私はナビゲーションプログラムのエディです】

では、今後はお前のことをエディと呼ぶことにしよう。

よろしくなエディ。

【はい。では、まず名前を決定してください】

そうだな。

カーディナルというのはどうだ?

【それですと名前ではなく苗字でつかえますね】

なら苗字はそれにしよう。

肝心の名前だな。

レイドというのはどうかな?エディ。

【レイド・カーディナル。いいと思います。レイド様】

そうか。では、俺は【レイド・カーディナル】だ。

よろしくなエディ。

【はい。レイド様】

俺は最初の旅立ちの1歩である名前登録を完了した。

『クエスト:名前登録』

【完了】

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