登場人物紹介 パラディオン・ノヴァリス4姉妹
【リリシア・ノヴァリス】
身長:165cm
年齢:18歳
性別:女
出身地:ソレイシア公国
共鳴魔力:植物(万能)
備考:
愛称リリィ。ノヴァリス4姉妹の長女。セルミアの聖遺物である【皮膚】を宿している。
うっすらとピンクのグラデーションがかかった美しい白髪に、整った顔立ち、モデルのような体型と絶世の美女である。ただしカッとなりやすく、頭が少し悪い。そのため妹のオルメンタからはダチョウ女と呼ばれている。
誰が相手でも高飛車で不遜な態度をとる。オルメンタとはよく喧嘩をし、フルティナの発明に巻き込まれ、怒ったところをルリニアに止められている。被害者になる事が多いが、リリシアはそんな妹たちを愛しており、自分の命に換えても守るべき家族と考えている。
本人は自分の出生に興味はない為知る由もないが、フラウエルと同じくソレイシアの出身であり、アウラントの加護を受けて生まれてきた。それ故、治癒師としての資質は十分であり、やる気さえあれば肉体の再生も可能。魔力から植物を生み出すという能力も、その加護によって強化されている。
かなりの綺麗好きで、戦場だろうと必ずお風呂に入る。植物に関連付ければ大抵のものは生み出すことができ、花の風呂に花のドライヤーなどやりたい放題である。
生まれてすぐに、ディセント計画というセルミアの器に選ばれた。ライザールの修道院に運ばれ、他の3人と姉妹同然に育つが、ルリニアとオルメンタがどこかへ連れて行かれ、数年後にはフルティナと自身もどこかへと連れて行かれる。その際に戦場でフルティナと再会し、以降は一緒に行動を共にする。
神域者ということもあり、花粉を使った大規模な範囲攻撃、魔導具無しに魔力を撃ち出すなど、戦闘力は非常に高い。だが相手が悪く、ネブラーム高原にてオウガに敗れ、その後仲間となり姉妹全員と再会を果たした。
妹以外とは親交など無かったリリシアだが、フラウエルとは気が合うようで、A・S同士絡みも多く、お互いに親友だと思っている。
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【ルリニア・ノヴァリス】
身長:170cm
年齢:18歳
性別:女
出身地:軍事国家ライザール
共鳴魔力:音(操作)
備考:──
愛称ルリ。ノヴァリス4姉妹の次女。セルミアの聖遺物【舌】を宿している。
ブロンドの髪に、白い瞳が特徴的な美しい女性。シン曰く、母性に溢れているとのこと。争いを好まない平和主義者で、優しい性格をしており、4姉妹の中ではいつも抑え役となっている。側から見ると、ルリニアが長女に見えることだろう。
その性格に反して、ルリニアの能力は凶悪そのもので、音で対象を沸騰させて破砕するというもの。その力から逃れるためには、ルリニアと同じ音階の音を出さなければならず、初見で見抜くことは不可能。
かつて戦場に駆り出されたルリニアは、カザン傭兵団と相対し、戦うことなく降伏した。その際に、自分の所有していたレヴェナントを全て能力によって葬っている。相容れることのない魂を無理やり憑依させられ、苦しむレヴェナント達を救うためには、肉体を壊すしか方法が無いと彼女は知っていた。そして贖罪の為に命を差し出したルリニアだったが、オウガ達によって保護され、パラディオンで暮らすことになった。
現在は副都市長であるファーレン(34)の秘書をやっており、密かに想いを寄せている。
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【オルメンタ・ノヴァリス】
身長:168cm
年齢:17歳
性別:女
出身地:ロヴァニア帝国
共鳴魔力:風(操作)
備考:加護(戦の神タイロス)
愛称オルちゃん。ノヴァリス4姉妹の三女。セルミアの聖遺物【右目】を宿している。カザン傭兵団四番隊隊長 兼 参謀。
グレーのショートカットに、左目の泣きぼくろ、オッドアイが特徴的な麗人。
本人は知らないが、戦いの国と呼ばれるロヴァニア帝国の生まれで、戦の神タイロスの加護を受けている。その結果、武器の扱いに長け、戦況を見極め戦略を練るのに特化した才能を持っている。共鳴魔力に風を持つが、吸収はできず、大規模に行使するとすぐに魔力切れになってしまう。
ディセント計画によってセルミアの器に選ばれ、12歳という年齢で戦場に駆り出された。今まで姉妹達と過ごしてきた環境とは全く違う地獄──精神をすり減らしながらも生まれ持った才能を活かし、レヴェナント達を操り生き延びていく。
そして2年後、カザン傭兵団と相対。死を受け入れようとするが、カザンによって救われる。
オルメンタは自分よりも、他者の事を考える少女だった。それ故、執行者という自分達を監視する存在が、カザン達に牙を剥くのではと心配するが、カザンはそれを一蹴し、以後仲間となる。
執行者であるルジーラにトラウマを抱えており、普段は気丈なオルメンタも震えてしまうほどである。
仲間となってからは作戦の立案はオルメンタが取り仕切ることになり、これによりラヴニールは前線を離れることとなる。智勇を兼ね備えたオウガとラヴニールを尊敬しており、自分を救ってくれたカザンに恋心を抱いている。
胸が小さいことを気にしており、フラウエルとリリシアによく掴みかかっている。
姉のリリシアとは事あるごとに喧嘩をしているが、喧嘩するほど仲が良いを体現していると言ってもよい。現によく2人でガールズトークをしたりもしている。
フラウエルとはその出会いもあってか非常に仲が良く、2人で剣の稽古に励むことも。
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【フルティナ・ノヴァリス】
身長:156cm
年齢:16歳
性別:女
出身地:エルキオン公国
共鳴魔力:月光(吸収)
備考:加護(創造の神アルティノス)
愛称ティナ。ノヴァリス4姉妹の末妹。セルミアの聖遺物【左目】を宿している。
薄紫色のポニーテールを揺らしながら飛び跳ねる元気っ娘。オルメンタ同様オッドアイで、左目が赤色である。非常に可愛らしい容姿をしており、人懐っこく、誰にでも笑顔を振り撒く。ただし重度のトラブルメーカー。
エルキオン生まれの彼女は、創造の神アルティノスの加護を受けており、様々な魔導具作りに精通している。自分の加護に対して自覚があり、手先が器用なのも相まって、天才発明家ばりに魔導具を製作していくが、途中で暴走し、いらない機能まで付与してしまう。
その被害者となるのは大体が姉のリリシアであり、よく怒られている。
月光を共鳴魔力として持ち、月光を受けると自身を含めた周囲を影に溶かし込む事ができる。その能力は魔導具での狙撃と非常に相性が良い。
“ルナフェード” と名付けられたその能力は、加護によるものなのかは不明。フルティナの生まれ持った異能である。
周りからは空気の読めない子と認識されているフルティナだが、果たしてそうなのだろうか?
表面上は怒っていても、内心では怒っていない。もしそんな他者の感情を、魂を感じ取れるなら、一般の感覚とはズレてしまうのかも…………彼女には、何かが視えているのかもしれない。
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