薄桜鬼アニメ第一期を見終えて

夜勤ののんき屋

第1話 薄桜鬼アニメ第一期を見終えて



幕末、新選組と新政府軍との死闘を描いた作品。


この物語の中で、鬼という存在が出てくる斬新な展開は


正直、面白いと感じました。



ストーリーもとても考えこまれていて、乙女心をくすぐる作風には


戦場で、雪村ちゃんを咲かしてる辺りが、もっともよく、一方で仲間が倒れていく中


その悲しみに打ちのめされた表情も、なんとも見てる私の感情も揺れ動きました


特に、山崎烝が重傷を負って、雪村の手当ても空しく息絶え、無音の描写からの号泣はそれを如実に物語っています。



風間役の声優さんが、これまた物語でドンピシャ感が凄く出ており、


そのふてぶてしい描写がなんとも最高でした。また、礼儀正しく、口調も敬語を使う天霧やお調子者ではあるが、意外に冷静沈着な、不知火も、この作品の面白さを出している気がします。




ただここからは少し残念に思った内容を。



幕府が秘密裏に落水を新選組に配布している?(今後、進展がどうなるかは知りませんが)羅刹の件についてですが新選組や旧幕府の関係者が、意外にも多いという部分です。



最初は山南さんから始まり、藤堂、沖田、そして第一期終了時には、、、。




せめてあの人は、もう少し、人間のままでいてほしい気がしました。


しかも、いつのまにか、懐から変若水を取り出し、ガブ飲みして羅刹になった辺りが


予想してなかっただけに、ただただビックリしました。



当初は第一期で完結を想定してたかもしれないけど、もう少しじらして欲しかったですね


その為、南雲が銀弾丸を使うことによって、羅刹化の遅延をとる存在が必要になった気がします。


物語の尺としては、この辺りが丁度良かったかもしれませんが、頃合いだったのかしら。



そして、新選組と当時の時代背景(事件やら内戦の描写)も、うまくかみ合わせてる辺りも非常に良かったのですがここもあともうひとひねり欲しいと感じました。


(動乱や内戦の度に鬼が必ず登場するので、作中での何か大きいことが起こると想像しやすい)



伊東さんが、意外にもあっさり瞬殺されたのも少し残念です。北辰一刀流の道場主があっさりと倒されるのが勿体ない気がしました。まあ、、だからこそに不意打ちだと言えばそれまでですが、、。




ちなみに、新選組と剣術



土方歳三・・天然理心流


山南敬助・・小野派一刀流や北辰一刀流


近藤勇・・天然理心流武術の宗家・近藤周助の養子


伊東甲子太郎・・北辰一刀流


沖田総司・・天然理心流



剣術猛者揃いですね。



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