第5話

「やっぱりなんなんだこれ?」


 いや扉なのはわかるけど何の?

 意味が分かんねえな

 まあ開けてみるか


 ガチャッ、、、、、、、バタンッ


「ん?見間違いだよな?」


 ガチャッ、、、、、、、バタンッ


「?」


 ガチャッ、、、、、、、バタンッ

 ガチャッ、、、、、、、バタンッ

 ガチャッ、、、、、、、バタンッ

 ガチャッ、、、、、、、バタンッ


「え?なんで?」


 なんか大量の巨大芋虫がいるんだけど、、、、、

 いや気持ち悪すぎだろ!

 まあでもこういうとこは大体進むとお宝がある系だよな!

 いや~でも行きたくないな~

 でも行かないとだな~

 よし行ってみるか!



 いや~この量の巨大芋虫をどうやって倒そう?

 、、、、、待って!俺天才かもしれない!

 回転しながらぶった切ればいいじゃん!

 よ~しやるぞ~!




 ♢




 あ~やめとけばよかった!

 俺は天才じゃなくてバカだったわ!

 回転するから目は回るし、芋虫の体液がクソかかるし、死臭でくせぇ!!

 で結局見つかったのは妙にきれいな石ころ1個だけ!?

 あ~ただレベルアップしただけで無駄な時間だったわ~

 、、、、、それにしてもこれただの石ころじゃねえだろ?

 大事そうに台座に乗ってたんだからな!

 もしこれがただの石ころだったら怒るからな!

 、、、、、誰に?

 一人過ぎてボケとツッコミ両方やるようにもなってしまった。

 まあいいや、とにかくこの石ころが何なのかを今知りたい!

 まず手掛かりを探すか!



 なんだこれ?

 なんか壁に書いてある!

 どれどれ?



〖これは転移石という石だ。願わくば、私と同じ異界の勇者がここ、迷宮という名の廃棄場に廃棄されたときに使ってほしい!この迷宮の入り口の座標が登録してある。石に魔力を込めて使い、ここから脱出してくれ!そしてあいつらに、シンヴァレル王国の連中に仕返しをしてやってくれ!頼んだぞ!〗



 そうかそうかあいつらにはもともとやり返すつもりだし、お前の意思受け取った!

 あいつらに千倍返ししてやるわ!

 そうと決まれば、さっさと出ていくぞ!


 転移石に魔力を込めると周りが光りだし、そして真っ白の光で何も見えなくなった。

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