おんぷ!

マロウス

第1話 引鉄

私はマツモト ヒロコ16歳。今日から私の高校生活が始まる!

「キンコーンカンコーン!」

HRが始まった。みんな初対面のせいなのか教室は静まり返っている。

「諸君おはよう。今日から滑無高校の生徒だ。大事な3年間になるからしっかりやれよ」

先生が言った。

私は高校卒業後就職しようと思っているから関係ない話だ。

また先生が喋った。

「早速だがみんなに仲良くなってもらうように1人ずつ自己紹介をしてもらう。じゃあ、一番から。」

自己紹介かー。私には特に得意なことや入りたい部活もない。唯一あるとするなら、洋楽が好きなだけだ。親がよく聞いていたからだ。

「5番、キタニ タツヲ、好きなことは音楽。ヨロシク。」

私はふと彼の方に目を向けた。彼も音楽が好きと聞いて私も嬉しくなった。

彼のことを考えているうちに私の番が来た。

「次22番。マツモト」

「はっ、はいっっ!22番マツモト ヒロコです!好きな事は洋楽を聞く事です!ヨロシクお願いしマスっ!」

つい緊張してしまった。だが周りを見るとキタニ君が興味をしてしているようにも見えた。私はまた嬉しくなった。

そして自己紹介が終了した。

「よし、諸君これからよろしく!言い忘れていたが俺の名前はタナカ ヨシキだ。ヨシキ先生と呼んでくれ。この後は入学式だ。みんな体育館に行くぞ!」

入学式が始まった。

途中までは中学の入学式とそう変わらなかった。

司会「それでは、新入生歓迎の意を込めて軽音部が演奏します!曲はKing of papets!どうぞ!」

いい感じの青春ソングを演奏すると思っていた。だが演奏し始めたのはゴリゴリのメタルだった。周りの同級生はドン引きだったが私はヘドバンをしていた。(ヘドバンとはヘッドバンディングの略で音楽に合わせて頭を振ることである)

私にとって彼らはとてもカッコよかった。私もいつしかあんな風に演奏したいと思っていた。

そして入学式が終わった。

先生「今日はこれで解散だ。明日から授業が始まるから準備しろよ!」

帰りのHRが終わり帰ろうとした時、

???「君音楽好きなんだって?」

後ろから声が聞こえた。

To be continued…





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