第8話 上目遣いは核と同等

「やっと着いた~」


「ほんとだよ~」


「周りから注目されるのも案外疲れるもんなんだなw」


「そうだね、、、けど道端にいた猫がおなか出してゴロゴロしてたのは可愛すぎた!

 それが唯一の救いだったね~」


「それな!あれは可愛すぎた!まあかわいい猫を見てる玲奈も可愛かったけどなw」


「い、いきなり爆弾投下はよくないよ」


「ごめんごめんw」


 顔真っ赤にしてうつむくとか可愛すぎやろw

 、、、、、なんか俺も恥ずかしくなってきたんやけどw


「そういえば朝から機嫌がいい理由はまだ教えてくれないのか?」


「いいです!教えてあげましょう!私は運動会が楽しみなのです!」


「運動会が?」


「はい!」


「どうして?玲奈って運動できるの?」


「ギクッ、、、できないです、、、ただ、涼くんのかっこいい姿がもっと見れるかな?っと思って」


 何それ!めちゃ嬉しいんやけどw

 あと上目遣いが可愛い!めちゃ可愛い!www


「俺頑張るわ!運動会!MVP獲る!」


「うん!頑張ってね!私も頑張るから!」


「ああ、、、、、でもそれをなんで黙ってたんだ?別に先送りする話でもないだろ?」


「、、、、、えっと涼くんに『ひ・み・つ♪』ってやりたかっただけ、、、、、嫌だった?」


 上目遣いの破壊力がヤバすぎる!!!!

 核と同等の破壊力!!!!

 もう死んでしまうぐらい可愛いw


「いや、別に、、、大丈夫、、だよ、、、」


 そうこう話しているうちに気づけば教室まで来ていた

 そして教室に一歩踏み出すだけでクラスメイトの目が一斉にこちらを向く

(めちゃ怖い)


「なんかもう帰りたい、、、ってうそだろ!?」


 最悪だ!よりにもよって


「あ、ん、、な」


「フフフフフッ♪

 会いに来たわよwおまぬけさんw」

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