第31話
月曜日投稿出来ずすみませんでした!
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実家へ送る手紙を出し、ジョンバッハを見送るときだった。
<ボス、久しぶりだな。今大丈夫か?>
「ゼロか、どうしたんだ?」
<前に帝国と揉めたって言ってただろ? そいつがボスの家族に懸賞金をかけやがった>
「·························は?」
アルスから濃密な殺気が放たれる。
あの野郎・・・何かしてくるとは思っていたが、自分の手は汚さずに狡い手を使ってきやがって!!
「アルス落ち着け!」
ダイアスの言葉で我に返り、殺気を収める。
幸い周囲に人はおらず被害は無かった、もし一般人がいれば殺気だけで殺せる程の圧をアルスは出していた。
「家族って全員か?」
<いや、アルスの兄弟3人だな。それぞれ白金貨50枚かけられてる、額が額だから悪党だけじゃなく貴族が裏の人間を使う可能性もある>
「···············ジョンバッハさんすみません、出来れば早足で向かって貰えますか·····?」
「話は聞いていた、アルスも大変なんじゃな。任せておけ、お主の家族は儂が必ず守る。常時戦場になりそうで高鳴るわい」
「ありがとうございます。···············ゼロ、とりあえず状況は分かった。今は3人の護衛を最優先にしてくれ、俺からも増援を回す。あと余裕があれば帝国のクソ野郎の情報を洗っといてくれ」
<了解>
◆ ◆ ◆
「俺の家族に手を出したらどうなるか思い知らせてやる」
怒りを通り越して真っ白な顔色をして目が据わっているアルス。
こいつらを使う時が来たか・・・
マジックバッグから10体程の人型ゴーレムが現れた。 アルスは暇を見つけては魔物の素材を使い、ゴーレムを制作し続けていた。
「ッ! アルス、このゴーレム凄まじく強いな」
「あぁ、使い時は来ないと思っていたが、今がその時だろう。··········命令だ、2体はリーシャとマイクの護衛に、残り8体は全てジークの護衛に目立たないように付け。敵意を持ったやつは遠慮なく殺して構わない」
アルスが命令すると、ゴーレム達は森の中へ入っていった。
この日はダンジョン探索を中止し、宿でゼロの連絡を待っていたアルス。
<ボス、奴の情報を手に入れた。名前はザハトーク、帝国のラジェスマールンド伯爵家だ。>
「そうか、·····ありがとう」
<俺達から人員を出して報復するか?>
ボスの家族が狙われると知り暗殺ギルドも連戦体制に入っていた。 ただここで暗殺ギルドを使うと、国際問題になりかねないと分かっていたアルスは、既に別の手を考えていた。
「いや、それは流石にまずい。ゼロ達には俺の家族を任せたい、報復は俺が考える限りの残虐な手を使う」
<·····了解した、こちらは任せておけ>
「さて、この世界での禁忌を犯すか·····」
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今更ですがギフトを使う場面はほぼありません!
ゴーレムを書いてる他の作品を見てて、とても詳細を書ける頭を持っていないもので・・・
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